暁 〜小説投稿サイト〜
あべこべ道! 乙女が強き世界にて
第7話 飲み会
[1/5]

[8]前話 前書き [1] 最後
第7話 飲み会

「見てよ! 河野さん! これK様のストラップ!2つ買ったから良かったらどう?」
 
「あ、どうも、でも俺は別にK様は...」
 
「ねえねえ! ほら! K様と同じ髪型にしてみたけどどうかな? こういうのがタイプなんでしょ?」
 
「え、いや別に...」
 
「河野さーん! 良かったら今度K様がでるドラマの撮影会に...」
 
-----
食堂
 
「はぁ..なんだろうこの疲労感....」
 
あの事件以降、すっかり『K様ファン』という噂は広がってしまい、大学は今作り出されたK様ブームでてんやわんやの状態だった
 
「河野殿の影響はすごいですね。今やこの大学で入っていない方が少数派になりかけてますよ」
 
「まあ大体は河野さんと話題が合うだとか、口実ができるとかいった下衆な輩ばかりだがな。...全く、恥を知れ」
 
「一番最初にFC加入した麻子がいっても説得力皆無だけどね」
 
「大学の公式グッズにもK様の商品入ったらしいし...あー!すごいよ!プラウダとの合同オープンキャンパスの計画もたってるって!」
 
「もう誤解だなんて言える雰囲気じゃないですよ....」
 
「申し訳ないであります...あそこで私が否定していれば...まさか本当に弟殿のものだったとはつゆ知らず」
 
「まあ..タイミングが悪かったとしか...言えまへんね...まあ、少しふれば...噂も自然と無くなるでひょう」モグモグ
(クッソ、こいつ...他人事だからって幸せそうに飯くいやがって...)
 
「うーん...じゃあ少し気晴らししない?」
 
「気晴らし...ですか。そうですね、いつまでも悩んでても解決することじゃないですし」
 
「で、言い出しっぺは何かいい案でもあるんだろうな」
 
「ふふーん! これだよ!これ!」
 
沙織さんがバックから取り出したのは一枚のチラシ。どうやら最近この近くに新しく居酒屋ができたようだ。
 
「大学生といえば、飲み会!親睦を深めつつ!お酒で時間を忘れようよ!」※この世界は18から飲酒できる世界戦です(後付け)
 
「いいでありますね! 私実は飲めるようになってから一回も飲んだことないんですよね!」
 
「居酒屋のお料理は大層美味と聞いておりますし...行きましょう!」
 
「私も好きだから別に構わんが......河野さんはどうする? 」
 
「うーん...自分も飲んだことないし....ちょっと怖いかも」
 
「まあ、心配しなくても、みんな酒に関しては同じくらいのレベルだ。無理に飲ませる気もないし、親睦を深める食事会だと思ってみてはどうだ」
 
「食事会....そうですね...じゃあいって...見ようかな」
 
「やったね!!
[8]前話 前書き [1] 最後


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ