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あべこべ道! 乙女が強き世界にて
第5話 学食とサークル
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ずは見識者の知り合いを作りたいしな)
 
「ふふっ...それならぴったりのサークルがございますよ」
 
「ほんとですか! 詳しく教えてください!」
 
「ええ、部室の場所が....」
 
ーーー大洗大学 西校舎 部室
 
「よしっ、踏破! これで全国制覇ぜよ!」ピコピコ
 
「うわーん、また負けてしまいましたー!」ピコピコ
 
「相変わらず弱いなぁグデーリアン」
 
「くっ...もう一回!もう一回お願いします!」
 
「いいだろう、かかってくるぜよ」
 
「はぁ...相変わらずといえば、このメンツも大学生になったというのに全然変わらんなぁ」
 
「そういえば...噂だと我が校にも初の男が来たらしいぞ、ファーストなんたらって...」
 
「らしいですねー。まぁ我々には関係ないですけどねー」ピコピコ
 
「なっ...ここで消極的になってどうする!女は度胸!こういう時こそロンメル将軍を見習ってだな...」
 
「負けるが勝ち戦法ぜよ。ただでさえ競争率高いだろうに...負け戦以前にお姿を拝見する機会すらないかもしれないぜよ」
 
「そうそう、大学に入ったからにはそんなものにうつつは抜かさず、将来のために教養を高めるべきでありますよ」
 
「いうなら、クドゥーツフの大戦略だな」
 
「いや、孫氏の戦法がわかりやすい」
 
「豊臣秀吉の思想が的を得ている」
 
「「「それだ!」」」
 
「お前らそれでいいのか!?」
 
コンコンッ
「ゆかりーん、ちょっといいー?」
 
「はいはーい、いま出るでありますー」ガララッ
 
「あー武部殿! どうしたでありますか?」
 
「今日ってさサークルの見学とかってできたりする?」
 
「もちろんやってるでありますよ!...と言っても特に何か用意してるわけではないですが...えへへ。あっ、見学して行くでありますか?」
 
「あーいや! 見学したいのは私じゃなくてー...この子なんだけど...戦車道とか歴史系に興味あるんだって!」
 
「もちろん歓迎でありま...ってええ!? 男の子!?」
 
「よかった! じゃあ悪いんだけどよろしく!」
 
「よろしくってっ...武部殿は!?」
 
「ごめーん! お願いねー! あっ!めっちゃいい子だから心配しないでー!」
 
「ちょっとー!!そういう問題では...」
 
「あの...すみません、ご迷惑でしたら別の日でも...」
 
「い、いえ!全然大丈夫です!多分... ちょっと待っててください! すぐ準備しますから!」パサッ
 
「あ、はい! お気になさらずに!」
(ん? 何か落としたぞ...? ハンカチ?)
 
ガララッ
 
「えー、皆さま、我がサークルに
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