第62話
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れたかと思ったが何とか調子を取り戻したみたいだな?」
フィーに話しかけられたルトガーは口元に笑みを浮かべて答えた。
「ま、空元気だけど。――でも、わたし達の為に戻ってきたクロウに、そしてわたし達の為にもメンフィル側になったリィン達にもう情けない姿は見せない。リィン達も、わたし達の明日も絶対に諦めたりしない…………!」
「フィー…………」
「クク…………父親冥利に尽きるってもんだ。――――――お節介もここまでにしとくか。最後にオマケもあった事だし。」
フィーの決意を知ったレオニダスが驚いている中静かな笑みを浮かべたルトガーはゼクトールを飛び上がらせ、それを見たレオニダスはゼクトールの肩に飛び乗った。
「じゃあな、フィー。”Z組”に剣帝も。次、やり合う時は”戦争”――――――存分に殺り合うとしようじゃねえか。」
そしてゼクトールはその場から飛び去り
「団長…………」
「……………………」
その様子をフィーとアッシュは静かに見守っていた。その後フィー達と合流したトワ達は情報交換をした。
「そう…………クロイツェン州の”特異点”は”ルナリア自然公園”――――――それも、大量の”黒焔のプレロマ草”が咲いている場所だったのね…………」
「という事はセントアークの”特異点”はあのあたりでしょうね。」
フィー達の話を聞いたサラは真剣な表情を浮かべ、アンゼリカは自分達の近くにある大量の”黒焔のプレロマ草”が咲いている場所に視線を向けた。
「それじゃあ、早速ロゼさんからもらった楔を突き立てるね…………!」
そしてトワが”特異点”に近づいて楔を突き立てると楔から霊力が解き放たれると、エリンの里のローゼリアのアトリエ内にある魔法具に光が現れ、それを見守っていたローゼリアは静かな表情で頷いた。
こうして…………セントアーク地方の”特異点”を見つけ、アッシュも仲間に加えたトワ達は一端エリンの里に戻る事になり、オルディーネの”精霊の道”によってエリンの里に帰還した後1日休暇を取って身体を休めた翌朝、トワ達は装備や旅装を整えたアッシュを仲間に加えて次の”特異点”を探す活動をする前にローゼリアに見送られようとしていた――――――
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