第62話
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―ッ…………!」
「チッ、3体がかりでも互角以上に戦うとか、どんだけの化物だよ…………!?」
ゼクトールの強烈な一撃で後退させられたシュピーゲルとヘクトルは今までの戦闘によるダメージや疲労によって地面に膝をつき、二体と違ってまだ戦闘の続行が可能なオルディーネの中にいるクロウはゼクトールの強さに舌打ちをしてゼクトールを睨んだ。
「アンちゃん、アッシュ君!」
「クッ、幾ら3対1とはいえ、猟兵王が駆る”騎神”相手だとあの子達でも、厳しいっていうの…………!?」
「いや――――――」
一方トワは心配そうな表情で声を上げ、サラが厳しい表情を浮かべている中ある事に気づいたレーヴェはゼクトールのバスターグレイヴに視線を向けた。するとゼクトールが自身の得物であるバスターグレイプを構え直すとバスターグレイヴの刃の切っ先に亀裂ができていた!
「へえ…………?」
「…………ゼムリアの武装によもや亀裂を入れるとは――――――」
自身の得物に亀裂ができた事にルトガーが興味ありげな表情を浮かべている中、レオニダスは驚いていた。
「やれやれ…………カレル離宮に続いて、ここでも娘に情けねぇ姿を見せちまうとは、俺も老いちまったようだな。」
するとその時ある事に気づいたルトガーが苦笑しながら答えると
「――――――なんだ、気づいてたんだ。」
フィーを始めとしたクロイツェン州に向かっていたZ組メンバーがルトガー達が現れた時と同じ場所に現れた!
「あんた達…………!」
「ど、どうしてここに!?フィーちゃん達はクロイツェン地方で”特異点”を探していたんじゃ――――――」
フィー達の登場にサラは驚きの声を上げ、トワは信じられない表情でフィー達を見つめた。
「クロイツェン州の”特異点”が結構あっさりと見つかったから、そのままレグラムを経由してトワ先輩達の助力に来させてもらいました!」
「幸いにも教官達が活動している地方での”特異点”の候補となる場所をレン皇女殿下が推測してくれたお陰で、このタイミングで駆け付ける事ができたという訳だ。」
「ほう?幾ら”期間限定の協力者”とはいえ、レン皇女がZ組にそこまで助力してやるとは意外だな?」
「フウ………最初に西風の妖精が『殲滅天使なら、セントアーク地方の”特異点”の場所に心当たりがあったり、サラ達と一緒に行動している”剣帝”の場所も把握しているんじゃない?』って言いださなきゃ、そこまで手伝うつもりはなかったわよ。」
エリオットの後に答えたユーシスの説明を聞いたレーヴェは興味ありげな表情でレンに視線を向けて問いかけ、問いかけられたレンは疲れた表情で溜息を吐いた後事情を説明した。
「レオ、団長、カレル離宮の時以来だね。顔が見られなくて残念だけど。」
「クク、1週間ぶりくらいか。あの一件で折
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