第3話
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とこのこと親御さんはなんといっていたのかな。保護者のサインがあるから納得してくれているのはわかるが・・・・」
「それは大丈夫です。さすが子供のことをわかっているといいますか。戻ってから伝えるとそれを言い出すことが分かっていたみたいですでにサインを書いてましたから。父が偶然愛知でスカウトをしているボーダー隊員を見つけたみたいでその時にパンフレットをもらっていたみたいです。後悔をしないように生きなさい。と言われました」
「そうか、わかったありがとう。合否は改めてご自宅に郵送するよ」
「はい。ありがとうございました」
こうして、海斗の入隊試験は終わりを迎えた。
ボーダー本部
すべての入隊試験が終わり、忍田とほかの職員も交えて合格者と不合格者の選別を行っていた。3つの内容の試験を行っているが優先事項はトリオン量である。極論、筆記や運動神経が壊滅的でもトリオン量が豊富ならば合格にする。
忍田が持っているのはすべて選別されほかの職員が選別を待っている最中である。
コンコン
「入り給え」
「失礼します」
入ってきたのは合否の選別をしていた職員だった。
心なしか目がキラキラ輝いている。
なぜそのような顔をしているのか首をかしげながらも尋ねた。
「選別が終わったのか。見せてくれないか?」
「いいですよ!!ただ、すごい人がいたんですよ!!この人です。この人!!」
「あ、あぁ」
忍田は職員から一枚の書類を見る。
「これは!!」
そこには筆記、体力テスト満点の数字が見えた。
「それにこのトリオン数値見てください!!」
そこに書かれた数値を見ると。
「トリオン数値が27!?二宮を余裕で超える数値じゃないか。ホントなんだな?」
「はい、開発室長が作ったトリオン測定部屋ですよ。間違いなんてあるわけないじゃないですか」
そして、この数値をたたき出した名前には見覚えがあった。
神崎海斗、面接で自分の目に印象を植え付けた少年だ。
今までたくさんの面接を行ってきた中で入隊動機を聞いてきたが、彼ほど明確に何をするのが三門を守ることになるのかを明確にできている。そんな印象を受けた。
それにしてもこれは・・・・
「すごい奴が入ることになるんだな」
忍田は神崎が入隊するのを楽しみにしていた。
夏休み期間を残り2日にとした8月30日、再び三門市にやってきた。いや今日から三門市民として生活をするのだ。
結果だけ言うと編入試験には無事合格していた。それだけではなく5教科でオール満点での合格だったそうだ。合格通知が送られてくるだけでなく、直々に学校の
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