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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第百二十八話 決戦!!ヴァーミリオン星域会戦です。その1
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ぞ!!ウランフ提督にも連絡しろ!!強行突破だ!!」
「なっ!?」
バーバラはのけぞった。敵の砲火が自軍の右翼に集中し、右翼はあっという間に崩壊してしまい、そこを敵がものすごい速度で突っ込んできたからだ。
「まずい!!!」
バーバラは我知らず叫んでいた。
このアッテンボロー艦隊の動きは、その隣でルッツ艦隊と対峙していたウランフ提督の艦隊にも波及した。突如ウランフ艦隊は紡錘陣形を取ると、正面から一気にルッツ艦隊めがけて突っ込んできたのだ。その勢いと攻勢はルッツにビッテンフェルトを思いおこさせるに十分だった。
「迎撃だ!!敵の先頭集団に、砲火を集中せよ!!」
ルッツが叫んだ。ルッツ艦隊の堅牢な迎撃主砲は突進してくるウランフ艦隊の戦法を次々と襲った。ビーム砲の光が槍のように艦船を貫き、爆発四散させていく。まるで射撃演習場のマトに当てるがごとく、ルッツ艦隊は正確さと効率性双方を発揮して対処していた。
だが、ルッツ艦隊の予測は甘かった。ルッツ艦隊の迎撃をウランフ艦隊は上回ったのだ。火球が次々と明滅し、死の花火が宇宙に打ち上げられる中を、ウランフ艦隊は損害を顧みず、突入してきたのである。
「第十艦隊、突っ込んできます!!」
「人柱になるつもりか!?」
ルッツが愕然となった。第十艦隊は突撃してくる。叩かれて手痛い損害を被りつつあるのにも関わらず、だ。第十艦隊は自らを犠牲にすることで、こちらに穴をあけ、主力艦隊を通そうとしている。第十艦隊は古参の艦隊として帝国軍にも広く指揮官と旗印の名前は知れ渡っている。
「ウランフを叩け!!」
ルッツは我知らず叫んでいた。彼の瞳は興奮した時をしめす、あの紫色になっていた。彼の麾下の諸艦隊は一斉に主砲をウランフの旗艦とその周囲に集中砲火を浴びせた。損傷し、爆沈して戦列を離脱しても、なお密集体形で突撃してくる。これを突破させてしまえば――。
「フィオーナ!!」
旗艦ブリュンヒルト艦上にいたイルーナは携帯端末に我知らず叫んでいた。
『はい!ラインハルトを・・・守ります!!』
端末上に出たフィオーナの顔は怖いくらいに悲愴さを帯びていた。彼女はいち早く艦隊を本隊の前面に展開させると、ルッツ艦隊の背後を方円上に扼し、効果的に支援できるような体制に作り替えた。
「ファイエル!!」
フィオーナが右手を振った。容赦のない主砲3連射がウランフ艦隊を襲った。ルッツ艦隊の主砲集中斉射に加え、さらにフィオーナ艦隊の斉射を食らったウランフ艦隊は壊滅的な打撃を受けた。それでも旗艦を中心に、なお9000隻余りが突進をやめない。
「通すな!!」
ルッツが叫び、自らの旗艦をウランフ艦隊の旗艦の真っ正面にぶつけてきた。
「小癪な!!そう簡
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