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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第百二十八話 決戦!!ヴァーミリオン星域会戦です。その1
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艦隊はほんの一部である。よって、これをヤン艦隊と呼称する)を筆頭に、最高評議会議長兼最高司令官シャロン・イーリス自ら指揮するアーレ・ハイネセン、そしてその周囲に展開する直属艦隊、新設されたアッテンボロー提督の第31艦隊、モートン提督の第32艦隊、カールセン提督の第33艦隊、そして古参のアレクサンドル・ビュコック提督の第5艦隊、ウランフ提督の第10艦隊、の7個艦隊であるが、その艦隊数は各々18,000隻であるため、帝国軍の一個艦隊と比べて戦力が大きい。
この差をどう戦うか、それはラインハルトのみが知ることだった。
「敵軍、イエローゾーンに突入!!」
ラインハルトはまだ動かない。
「敵軍、レッドゾーンに突入まで、後10秒!!」
不意に、ラインハルトの右手がゆっくりと揚げられた。
「4・・・3・・・2・・・1・・・・!!」
「ファイエル!!!」
手が振り下ろされ、ラインハルトの高らかな戦闘開始の声が響いた。
数百万のお互いの砲門が一斉に火を噴き、たちまちヴァーミリオン星域は流血に彩られた。
「あえて奇策を弄する必要などない。味方の艦隊が到着するまで耐えれば、勝てるのだ!!奮戦せよ!!」
ラインハルトの声に、全艦隊が高らかに答え返した。士気は高い。
一方の同盟軍艦隊はアッテンボロー、ウランフの両提督が双頭の鷲のごとく、飛翔して先陣のバーバラ・フォン・パディントン、コルネリアス・ルッツに襲い掛かっていた。
「散開体形を取って、敵の砲撃に対処。小型艦及びワルキューレは散開機動戦術をもって、敵前衛艦隊体形を崩し、足止めして!」
バーバラの指揮のもと、機動力に優れたワルキューレ部隊と小型駆逐艦艇が敵陣に上下左右から砲撃を縫ってなだれ込み、所かまわずミサイルや魚雷をぶっ放したため、前衛艦隊は混乱した。
「ひるむな!いったん距離を取って、体勢を立て直せ!!」
アッテンボロー提督が叫んだ。そのすきを見逃すバーバラではない。すかさず麾下の高速艦隊を進出させ、主砲斉射3連、手痛い打撃を相手に与えて、さっと引き下がった。
「くそ!敵は機動性において、こっちより上か!」
舌打ちしたアッテンボローだったが、すぐさま体制を整えると、今度は戦艦部隊を前面に押し出し、重厚な陣形による主砲砲撃戦闘に切り替えてきた。
その隣、ウランフ艦隊はルッツ艦隊と互角の戦いをしている。両者とも艦隊の体形を自在に変化させ、相手の攻勢を凌ぎ、あるいは相手の隙に付け入ろうと奮闘していた。
「敵もやる」
敵の陣容についての感想を、ルッツはそう短くつぶやいただけで、終始無言だったが、指示は的確なタイミングで飛ばし続けた。
その後方にあって、第二陣として控えていたフィオーナは前衛の2人
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