ゲート ジェダイ彼の地にて斯く戦えり
【お試し版】ゲート ジェダイ彼の地にて、斯く戦えり(マル・アデッタの戦いA)
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存在していることであろう。
身をひそめるに最適で、多く犯罪者の逃亡先として選ぶという不名誉な特徴をもつ。賞金稼ぎと正規軍によって犯罪者を討伐しようとしているが、いたちごっこが続いていた。
そのため、あらかじめ機雷が敷設されており、小惑星帯であることも重なって大軍の利を活かすことができないでいた。
「やはり包囲殲滅はできんか。ならばこのまま正面から撃ちあうまでさ」
「ラジャー」
しばらく撃ちあいが続くが、一向に勝負がつかない。それどころか、損害比は圧倒的に新共和国軍の方が高い。
まるで未来を視たかのような指揮。薔薇艦隊が恐れられる所以である。
「なんという芸術的艦隊運動なんだ。これではわが軍の被害が増えるばかりだぞ。すでに3個艦隊が半壊とは……」
「いえ、司令。敵はエネルギーの消費がかなり激しいはずです。ここはローテーションを組んであたり、敵の消耗を待ちましょう」
「む。確かにその通りだ。間断のない攻撃を続けて敵をくぎ付けにするとしよう。この際損害は無視だ。皇帝さえ倒せばそれでお釣りがくる」
多大な犠牲を払いながら徐々に新共和国艦隊はローゼン・フロッテを追い込んでいき、激戦の後ついに総旗艦<リオ・グランデ>を補足するに至った。
僚艦は降伏も逃走もすることなくすべて撃沈されるまで戦った。それに慄く。果たして忠義によるものなのか。それとも恐怖によるものなのか。
「よし。作戦通り<リオ・グランデ>に通信を入れろ」
「ラジャー」
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