030話 修学旅行編 最終日 修学旅行の終わり
[3/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
橋をそれはとてもおいしそうに食べているエヴァに姉さんと一緒に聞いてみることにした。
「なぁ、エヴァ? 一つずっと気になっていたんだが登校地獄の呪いはどうしたんだ……? 今は見たところ解けているようだが……」
「ああ。お前には話してなかったな。今回の報酬として今頃はじじぃが私をこちらによこす為に呪いの精霊をだまし続ける用紙に5秒に一回は判子を押し続けているだろう」
「それは……今日も含まれているわけだな? ならば昨日からずっとなのか? 学園長、さすがに死ぬのではないだろうか?」
「大丈夫じゃないの、シロウ? コノエモン、あの頭からしてもう人間やめてそうな感じだし…」
「ありえていそうでそれはそれで怖いな…」
「それより私からも一ついいか?」
「なんだ、エヴァ? 昨日も言ったがそうやすやすと俺の秘密を教える気はないぞ?」
「ちっ…じゃ一つだけだ。あの時、ぼーやの石化を解いた歪な短剣はなんなんだ?」
「っ!?」
「む? やはりなにか後ろめたい事を隠しているな?」
まさか、破戒すべき全ての符を使う光景まで見ていたのか? 言い訳が思いつかないぞ!?
姉さん、ヘルプ! 緊急事態だ! エマージェンシーだ!! 呪いが解けている今のエヴァでは力ずくで聞き出してきそうだ!!!
その意が伝わったのか姉さんは笑顔を浮かべた。…その笑みがギンノアクマ降臨の笑みでないことを切に願う。
「ねぇエヴァ? もしそれが呪いを解くものだったらどうする気なの?」
うおぉぉぉい!!? いきなり煽る発言は禁止だ、姉さん!!
「当然使わせてもらう。出さなければ力ずくでも出してもらう」
「そう。それじゃもしそうだったとして、もしネギがいっていたことが本当でナギさんが生きていて迎えにきてくれたらそのときはどうするの?」
「ぐっ!?」
「せっかくいつか解いてあげるっていってるのに、エヴァはそれを裏切っちゃうんだー?」
「そ、それは……! しかしだな!?」
「ナギさんへの想いはそんな安っぽいものだったのね〜?」
「っ!!?」
……まさに決定打の一撃だった。そしてエヴァは負けたような悔しそうな顔をしながら、
「……わかった。私も永遠の命があるのだ。ナギが生きているというのならいつまでも待っていてやる。だが、それは今置いておいて呪いの解呪はあきらめるとしても本当かどうかだけは教えろ……」
「それは本当……?」
「私は貴様らよりも何十倍も生きているのだぞ? そのくらい耐える器量がなければ今頃は生きておらん」
「どうやら嘘じゃなさそうね? 一応いっておくけどシロウに強要するのだけはよしなさいよ?」
「あーあー、わかっている! だからさっさと教えろ!」
「と、いうわけよ。シロウ」
「さすが姉さんだな…まさかエヴァ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ