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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
027話 修学旅行編 3日目(02) 二箇所の戦闘風景
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には川が流れていて巨大な岩が出現した。

「え、えげつねぇな……士郎の旦那。そのアーティファクト、爆発の効果もあんのか?」
「まぁな。アベアット。さて、ではあそこで少し休むとしよう。ネギ君の手当てもしなくてはいけないからな」
「は、はい。でもやっぱり士郎さんって強すぎですね。アーティファクトももう使いこなしてますし」
「いや、まだ完全とは言えん。エアサーフィンの特訓もあるしなにより未知の部分がまだあるからな。それより俺が今気になっているのはなぜ宮崎がこの場にいたのかだな?」

そこではっとしたのか一同は一斉に宮崎に顔を向けた。

「そ、それは……ネギ先生とアスナさんがどこかいくのを見てどこいくのかな〜と思っちゃって……」
「なるほど。それで鳥居に迷い込んで運良くネギ君達と合流できたわけか。まぁばれてしまったものはしかたがない。とりあえず一緒に連れて行ったほうが危険が少ないからいいだろう」
「そうっすね。しかし、のどかの姉ちゃんのアーティファクトも使い方によっては結構使えるぜ! いやー、これはいいパートナーにめぐり合えたもんだな!」
「こら! エロガモ、勝手に話を進めない!」

みんなが騒いでいる中、俺はちびせつなに話しかけていた。

「それで今そちらの状況はどうなっているんだ?」
「それは…ッ!?」

そこで突然ちびせつなの様子がおかしくなった。
どうやら本体の方が連絡ができないほどに緊急事態なのだろう。ちびせつなは式紙に戻ってしまった。
ここは姉さんと刹那が頼りだな。


◆◇―――――――――◇◆


Side 衛宮イリヤ


まずいわね。シロウの方はどうにかなったみたいだけどこちらも動き出したわ。
セツナはもとから身体能力が高いからこれくらい走ってもどうということはないみたいだけどコノカとユエとハルナはさすがにきついみたい。
でも、やってくれるわ。こんな街中の中で堂々とエモノを放ってくるなんて。
私はシロウやセツナみたいに弾いたり掴むといった行為は魔術を大っぴらに使わないとできないから今はセツナだけに任せるしかない。

(どう、セツナ!? まだ追いついてきているの?)
(そうみたいです。くっ! 白昼堂々と!)
(愚痴ってもしかたがないわ。セツナ、ちょうどいいからあそこのシネマ村に逃げ込みましょう)
(わかりました! イリヤさんは、その、跳べますか……?)
(なめないでよね! シロウほどの跳躍は無理でも質量操作と重力制御の魔術を使えば跳べるわ! でも私はユエ達についているわ。万が一ってこともあるから。だから後ほど合流しましょう!)
(わかりました)

口での会話を済ませた後、セツナはコノカを抱えてシネマ村の中に入っていった。
コノカはCGとかいっているから暢気なものね。
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