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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
024話 修学旅行編 2日目(01) 二つの告白(?)
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くことになり話はなんとか逸らした。


◆◇―――――――――◇◆


時間は少し進んで現在、奈良公園を歩いているところだ。
それは別に構わない。特に変わったこともないからな。それなので俺はネギ君、アスナ、刹那、カモミールとともにこれからの話し合いをしていた。
だが、そこで俺は早乙女と綾瀬にアスナとともにどこかへ連れてかれてしまった。
このかの方は刹那がまた逃げているようだが一応護衛にはついているということで安心して任せた。

「それで? なんで俺はこんなところに連れてこられたのかね?」
「ん―――……士郎さん、あれを見て何か思わない?」
「……ん?」

影から早乙女と綾瀬に指差された方を見るとそこにはネギ君と宮崎が歩いていた。
だが、ただ歩いているのではなく宮崎はなにか顔を赤くしてもじもじしながらネギ君と歩いている。
ふむ、これはいわゆる……。

「そうだな。そういえば宮崎はネギ君のことが好きだったか? それで無理やり二人きりにさせたと?」
「意外ですね。てっきり士郎さんは気づいていないものだと思っていましたです」
「そんなことはない。聞くに宮崎は男性が苦手だと言われているがネギ君にはそんな仕草は見せていないからな」
「なにげに士郎さんもわかってるじゃん! そうなんだよね、のどかはネギ君が好きだからこの旅行でどうにかしちゃおうっていう話で!」
「よく俺の前で言えたものだな、早乙女。新田先生とかだったらとっくに講義しにいくものだぞ?」
「士郎さんはそんなひどいことはしないと思ったから話したです……」

そこで綾瀬にそんな返しをされてしまって思わず俺は言葉が詰まった。

「……まぁ、確かにそうだ。恋愛は個々人自由だからな。俺は何も口を挟まないことにする。これでいいか?」
「ありがとう、士郎さん! やっぱ話がわかるね!」
「ありがとです、士郎さん」
「なに、別に礼をされることはしていない。それと俺は覗き見する趣味はないんで二人も程ほどにしておくんだぞ。では俺は他のところを周っていることにするから後は頼む」



──Interlude



士郎がその場を後にしてどこかにいってしまった後、夕映とハルナはため息をつきながら、

「本当のことを言いますと士郎さんとこのかさんの事も応援したいところだったのですが……」
「そーだよね。でも今このかはなぜか桜咲さんに付きっ切りだし肝心の士郎さんも他人のことはわかるのに自分のことになると無頓着だしねぇ……」
「士郎さんはネギ先生と同じく私の知る中ではもっともまともな部類に入る男性ですからどうにかしたいのですけど」
「こればっかりはのどかみたいにこのかにも頑張ってもらう機会を待つしかないねぇ……」
「そうですね」

そして二人はネギと
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