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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
023話 修学旅行編 1日目(02) 対、西の刺客
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く人気が無いのはそのせいでしょう!」
「そ、そうなの?」

とりあえずなんとか猿が逃げ込んで発車しようとしてした電車に乗り込むことは出来たけどいきなり水が僕達の車両の中を飲み込んで詠唱もうまくできない!
このままじゃ! その時、刹那さんが水の中で剣を振った瞬間、

「あれ〜〜〜!?」

水がすべて流されて駅に着いた途端、ドアが開きお猿の人も一緒に流されてきたけどすぐに体勢を整えるとまたこのかさんを抱えて走り去っていった。

「見たか! そこのデカザル女。嫌がらせはよしていい加減お嬢様を返せ!」
「なかなかやりますなぁ。しかし誰がおとなしく聞くもんかいな! お嬢様は返しませんえ?」
「待て!」

それからお猿の人を追っている間、なんでこのかさんがお嬢様なのかを聞くと、

「おそらく奴らはこのかお嬢様の力を利用して関西呪術協会を牛耳ろうと考えていると思われます!」
「え!?」
「嘘!?」
「私も学園長も士郎さん達も甘かったかもしれません。こんな暴挙に出るなんて思ってもいませんでしたから……! そうだ! 士郎さん達は!?」
「そ、それが連絡したんですが電話に出てもらえなくて……」
「ちぃッ! まさかもう士郎さん達のことを嗅ぎつけた連中がいたなんて! きっと今頃は妨害を受けているのでしょう! 今は私達だけで対処するしかありません!」

そして大きい階段の広場に出たらそこにはお猿のきぐるみを脱いで嵐山の従業員の格好をした女の人が立っていた。

「ふふ、よおここまで追ってきよったな。だけどやっぱりあの男を足止めしといて正解だったようや」
「やはり! しかしどこで士郎さん達のことを!?」
「あるツテの情報で知ったんや。しかし今頃その男はやられている頃やろな〜?」
「そんな!?」
「落ち着いてください、ネギ先生! 士郎さんの実力をご存知なら冷静になるべきでしょう!」

そうだ! 刹那さんの言うとおり……士郎さんはエヴァンジェリンさん達と互角にやりあったんだから負けるわけが無いよね!

「せやけど、あんさん達だけでもやっかいや。早々に逃げさせてもらうえ!」

するとまたお札を女性の人は出して刹那さんはなにかに感づいたのかすぐに飛び掛ったけどそれは間に合わなくて、

「お札さんお札さん、ウチを逃がしておくれやす……喰らいなはれ! 三枚符術京都大文字焼き!」

お札から魔力が溢れて一気にそれは増大して炎で『大』の文字が浮かび上がったが、
僕をなめていると怒るよ?

「ラス・テル・マ・スキル・マギステル! 吹け、一陣の風。『風花・(フランス・)風塵乱舞(サルタティオ・プルウェレア)』!!」
「な、なんやぁ!?」

女性の人が取り乱しているうちに僕はアスナさんの仮契約カードを出して、


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