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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
019話 新学期、対真祖編(06) 対決!そして決着
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、気にするな。では俺は下がっているから後は任せたぞ?」
「はい!」


そして後ろに下がり観戦しようと腰を下ろしたらカモミールが肩に乗ってきた。

「おおおおお!! 士郎の旦那! すごいじゃないっすか! なんすか、さっきの魔法は!? エヴァンジェリンの魔法を完全に防ぎきってましたぜ!?」
「まだ秘密だ。だが切り札の一つとだけ伝えておこう」
「ほうほう、切り札とな? さっすが旦那すね」
「今はその話はあとにしよう。今はネギ君達の戦いを見守る。そうだろ?」
「その通りっすね」

それでカモミールと観戦をしていると二人の魔力が高まる感じがして、

来たれ雷精、(ウェニアント・スピリトゥス・)風の精(アエリアーレス・フルグリエンテース)!」
来たれ氷精、(ウェニアント・スピリトゥス・)闇の精(グラキアーレス・オブスクランテース)!」

「なっ! ありゃ兄貴の現時点で精一杯いっちゃん強い魔法じゃねぇか! しかもエヴァンジェリンも同種の魔法を使ってやがる!」
「では打ち合いか。これはすごいことになるぞ」
「確かに!」

そんなことをカモミールと話をしている間にも二人の詠唱は進んでいく。

雷を纏いて(クム・フルグラティオーニ・)吹きすさべ(フレット・テンペスターズ・)南洋の嵐(アウストリーナ)!」
闇を従え(クム・オブスクラティオーニ・)吹雪け(フレット・テンペスタース・)常夜の氷雪(ニウァーリス)! さあ、来るがいいぼうや!」


雷の暴風(ヨウィス・テンペスタース・フルグリエンス)!!」
闇の吹雪(ニウィス・テンペスタース・オブスクランス)!!」

ほぼ同時に放たれた二人の魔法はぶつかり合いお互いに負荷を耐えている。
だがネギ君のほうがやはり押されているようで少しずつ顔色が悪くなってきている。
そしてこれはもうやばいと思った瞬間のことだった。

「ハ、ハクション!」

あろうことかこんな時にネギ君はくしゃみをしてしまった。
だが一度その威力を受けた俺だから言えるがそれが切欠で増進剤となったらしく、なんとエヴァに魔法で競り勝ってしまった。
そして服も消し飛んだのか裸で空中にエヴァは浮いていた。

「くくく、やるな……さすがサウザンドマスターの息子だ。だがまだ……っ!?」
「マスター! 予定より停電の復旧が早まりました!」
「なに!? ええい! このような大事なときに! うきゃ!?」

エヴァは学園の結界が復活したのか電気が走ったみたいにしびれたようで下の川に落ちていった。
しかしそれはなんとかネギ君が飛び込んで助けたようなので安心した。

「ふむ、俺が助けなくても大丈夫だったようだな」
「そのようっすね?」
「だが、これでエヴァもおとな
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