019話 新学期、対真祖編(06) 対決!そして決着
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、足止めはしよう」
「あ、ありがとうございます!」
「では、いくぞ!」
そして士郎さんは駆けていった。
「ふっ! 図に乗るなよ! 今度は私自らが倒してやろう。茶々丸!」
「イエス、マスター! 失礼します、衛宮先生」
「リク・ラク・ラ・ラック・ライラック!」
エヴァンジェリンさんが契約執行を行い茶々丸さんが士郎さんに向かって駆け出した!
その間にエヴァンジェリンさんは魔法を唱えているようだ。
そして双剣を携えた士郎さんと茶々丸さんはすごいスピードで攻防を繰り広げている!
「す、すご……!」
「やっぱただものじゃねぇっすね、士郎の旦那は……」
僕だけでなくアスナさんやカモ君もすごい驚いているようだ。
「ふっ! やるな衛宮士郎。だがもう私の詠唱は終わっている!受けてみるがいい!氷爆!」
その瞬間、さっき僕に放った魔法とは名は同じでも威力も桁違いなものが士郎さんに放たれた!
茶々丸さんも撤退しているようでもう遠慮なんて言葉はない。
だというのに士郎さんは両手の剣を消すとその場に立ち尽くして動こうとしない! なんで!?
だけどそんな考えは士郎さんの次の行動でかき消されてしまった。
「熾天覆う七つの円環ーーーー!」
士郎さんが手をかざしてその言葉を叫んだ瞬間、七つの光り輝く花弁が咲き誇った。いや、あれはよく見れば盾のようだ。
そして二、三枚割れてようやくエヴァンジェリンさんの魔法が収まったのかそれが消えた。
「なっ!? あれを防いだというのか! 満月ではないとはいえ全盛期の力を取り戻している私の魔法を!」
僕も驚いた。あれはもうここら一体を破壊してしまうのではないかという威力が込められていたから。
そのとき、カモ君が声を上げて、
「兄貴! 魔方陣が書き終えましたぜ! 今のうちに!」
「うん! アスナさん!」
「わかっているわよ!」
◆◇―――――――――◇◆
Side 衛宮士郎
エヴァの魔法をなんとか防ぎきったがさすが最強を名乗るだけはあるな。
アイアスの盾が三枚も割れてしまった。
そして次の行動に移ろうとしたら後方から光が溢れてきた。
どうやら仮契約とやらが済んだようだな。
「では、役者も揃ったようなので俺は下がることにしよう」
「待て! さっきの魔法はなんだ!? それにまだ決着はついていないぞ!」
「時がくれば教えてやろう。それとこれはもともとネギ君とエヴァの決闘だろう? 脇役は下がっていることにするよ」
俺はエヴァに背中を見せながらネギ君達のいる場所に向かうと、
「士郎さん、ありがとうございます……このお礼はいつかします」
「ありがと、士郎さん」
「なに
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