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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
019話 新学期、対真祖編(06) 対決!そして決着
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ダガ久シブリニ暴レラレル事ガデキタンデ文句ハネェ」
「あきれた。とんだ戦闘狂ね、あなた? ま、いいわ。それより決着を見に行きたくない?」
「オ! イイナ、ソレ。ソレジャ頼ムゼ?」

チャチャゼロはケケケと愉快に笑いながら楓に抱えられて一緒に士郎の向かったほうへと飛び去っていった。



Interlude out──



◆◇―――――――――◇◆


Side ネギ・スプリングフィールド


アスナさんとカモ君が僕を助けてくれたエヴァンジェリンさんと茶々丸さんから見えない隠れた場所にいるんですけど。

「あ、兄貴と姐さん! 早く魔方陣のなかで仮契約を! でねぇとエヴァンジェリンの奴に気づかれちまう!」
「ちょ! も、もう少し待ってー!」
「……サーチ完了。マスター、ネギ先生達はあそこに隠れている模様です」
「そうか! ふん! 正式な仮契約を結ぼうとしているらしいがそんな隙は与えんぞ!
リク・ラク・ラ・ラック・ライラック……氷の精霊17頭。集い来たりて敵を切り裂け。『魔法の射手・(サギタ・マギカ・)連弾・(セリエス・)氷の17矢(グラキアーレス)』!」
「きゃああああ―――ッ!!?」

あ、まずい! エヴァンジェリンさんが魔法をうってきた! 詠唱もしている時間も障壁を張る時間もないし! どうしよう!?

停止解凍(フリーズアウト)全投影連続層写(ソードバレルフルオープン)!」

だけどそのとき、すごく遠くからなのか響いてくるような声と同時にエヴァンジェリンさんの放った17矢と同数の剣の群れがすべて命中して打ち払った。

「なに!? 私の魔法が相殺されただと!」
「解析結果、マスターの放った魔法と同数の剣が当たって相殺された模様です」

「……ふう、危機一髪といったところだったな」

エヴァンジェリンさんが困惑している中、その声の主は赤い外套をたなびかせながら僕達の前に立っていてくれました。

「「士郎さん!」」
「士郎の旦那!」
「無事だったようだな。間に合ってよかった」
「衛宮士郎!」
「なんだ、エヴァ?」

僕達が助かって胸を撫で下ろしているとエヴァンジェリンさんが怒っているような声をあげた。え? なにかしたのかな?

「チャチャゼロはどうした!? お前の足止めに向かわせていたはずだぞ!?」
「そんなに怒るな、エヴァ。別に殺してなどはいない。ただ身動きできなくさせただけだからな」
「そうか……ではない! では貴様は今の私の魔力がしっかりと行き渡っているチャチャゼロを倒したというのか!」
「そうだが。なかなか強かったぞ……今は簀巻きになっているがな。それよりネギ君にアスナ、なにかやることがあるのだろう? 早く済ませたらどうだ? その間
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