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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
019話 新学期、対真祖編(06) 対決!そして決着
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後、近々動くといっていたからな》
《なに!? 宣戦布告されたんすか!?》
《ああ。だからカモミールは常にネギ君のとこについていてフォローにまわって貰いたい》
《わかりやした!》

さて、これで戦闘になったときの事はカモミールに任されるな。
後はいつ仕掛けてくるかが重要になってくる。
ただ、一つ気がかりだといえばネギ君が先走らなければいいが……。
……それと、聞こえないようにしているつもりだろうが屋上から微小だが高笑いが伝わってきているぞ、エヴァ?


そして放課後、俺と姉さん、それになぜか楓が一緒になって寮に帰っているところだ。


「どうした楓? 鳴滝姉妹のことはいいのか?」
「その心配はないでござる。二人には今日の停電のことでお遊びはせずに部屋に閉じこもっているように仕向けたでござるから」
「一種の脅迫概念でも植えつけたの?」
「まぁそんなところでござる。それより今日は不吉な予感がするでござるな?」
「確かにな。俺も妙な胸騒ぎがしている。もっとこうエヴァとは違ったものが迫ってきているような感じだ」
「あ、それは確かに正解かもしれないわね」
「? 姉さん、何か知っているのか?」
「ええ、コノエモンに聞いたんだけど、今日の停電で一時的にこの学園都市に張られている結界が止まってしまうらしいの。それでいつものことらしいんだけどその隙に便乗して京都の刺客が化け物を嗾けてくるらしいのよ」

初耳な話だな。

「俺はそんな話は聞いていないんだが?」
「拙者もでござる」
「それなんだけど、どうも今回シロウと楓はネギ同様あまり組みで緊急の事態時にだけ力を貸すことになったらしいの。それでコノエモンに自力で問いただしてみたところ『ネギ君とエヴァのもしもの時の見張りをしてくれると助かる』とのことよ?」
「学園長にしては粋な計らいでござるな」
「確かに」
「あ、それともう一つだけど、まだ西にはシロウがこちらの関係者だと知られたくないらしいのよ」
「なんでだ?」
「さあ? さすがにそこまでは教えてくれなかったわ」
「そうか。まぁ、なにはともあれ今日の夜には学園の結界が切れると同時にエヴァは動くだろう。俺もある意味すごい奴に気に入られてしまっているので自由に動けるのはいいことだ」
「すごい奴、でござるか?」
「それって、昨日のあのパペット人形のこと?」
「そうだ。エヴァの魔力が戻るということはあいつも動くということだ」
「確かに、そうね」
「人形とはなんなのでござるか〜?」

いまいち理解していなかった楓に昨日にエヴァの家で会ったチャチャゼロのことについて説明した。
すると最初は驚いていたがエヴァの『人形使い(ドールマスター)』というあだ名を聞いて納得といった顔をしていた。

「と、いうわけだ。で
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