暁 〜小説投稿サイト〜
剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
016話 新学期、対真祖編(03) カモ、参上!
[4/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
出よう。アスナ、収拾頼んだ」
「は、はい! このか、しっかりしなさい!!」


◆◇―――――――――◇◆


Side 神楽坂明日菜


「だ、大丈夫よ、このか! 士郎さんは目を塞がれていたから見てないわ!」
「でも! でも、ウチ恥ずかしいわ! 士郎さんにもしかしたら部屋をバスタオル姿で歩くふしだらな子なんて思われたらどないしよう!?」
「だ、大丈夫よ! 士郎さんはそんなこと考える人じゃないからきっと!」

(なぁなぁ兄貴?)
(なに、カモ君?)
(もしかしてこのかの姉さんって士郎の旦那のこと……?)
(僕はよくわからないからアスナさんに聞いてみたらどうかな?)

「ネギ!!」
「は、はい!」
「とりあえず今起こったことは忘れなさい! 追求なんてしたら怒るからね!?」

ああ、もう! このかもなんてタイミングで出てくるのかな?
涙目ですっかり顔もゆでだこのように赤くして逆上せてるし……。
とりあえず落ち着いてきたけどまだ顔は赤いなぁ……。
そこでやっとカモのことに気づいたのか気分を一転させて服を着てみんなのところに持っていってしまった。
知っているっていうのも考え物ね? なんかもみくちゃにされているけど私には奴は喜んでいるようにしか見えないわ。

「僕、これ飼っても大丈夫ですか?」
「いいんじゃない?」
「それじゃイリヤさん達に知らせてくるねぇ?」
「その心配はないわ、マキエ」

まきちゃんが管理人室に行こうとしていたがさっき帰っていったはずのイリヤさんがその場にいた。士郎さんは先に帰ったのかな?

「ペットはこの寮では飼っても大丈夫だとパンフレットに書かれていたからしっかりと飼うのよ、ネギ?」
「はい! ありがとうございます、イリヤさん!」
「それとそこのオコジョ? 変なことしたら実行するから覚えておきなさい?」
「キー……(イエスマムッ!!)」

イリヤさんの赤い目に睨まれて直立姿勢で敬礼までしている。そこまで怖かったのね?

「ところで士郎さんはどうしたんですか?」
「ああ、先に帰らしたわ。コノカがまた赤くなっちゃったら大変だしね」
「あの、やっぱり気づいてます……?」
「ええ。コノカはシロウに好意を持っていることは知っているわ。安心しなさい? 別に邪魔する気はないから」

そういってイリヤさんは管理人室に帰っていった。
よかった……これで一つだけ不安要素は消えたわ。
でも、終止イリヤさんは怖い笑みを浮かべていたのは気のせいだと思いたいな。
それと士郎さんはまた何も知らずにお仕置きされちゃうのかな?
それからカモの奴はこのかの事は諦めてくれたのはいいが、なんか本屋ちゃんに照準を合わせているようで、ネギもなんかまんざらでもなく顔を赤くして部屋を飛び出
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ