015話 新学期、対真祖編(02) パートナー探し
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先生とイリヤ先生についてですが該当件数は0です」
「な、に……? 0だと? なにかしらこの学園に来る前の足取りくらいはつかめなかったのか?」
「はい。魔法世界の方でもあたっては見ましたが、お二人はネギ先生と同時期にこの学園に来る以前のことはまるで霞がかかったかのように一切不明です」
茶々丸が言うなら本当なんだろうが、そんな話があるか……?
「そうか。ではあのじじぃが裏でなにかをしたかもしれないな。では他にはなにか情報は無いのか?」
「はい。イリヤ先生は本名、衛宮イリヤ。年齢24歳。麻帆良中等部女子寮の管理人と学園の保健の教論として勤めています。寮でも色々と相談に乗ってくれるということで信頼は厚い人物だと思われます。ですが現在はまだ裏の関係者というくらいしか判明しておらず魔法使いかも判別はできません」
「衛宮士郎は最初からこちらのことを気づいていたのだから裏方に徹しているのだろう? 見た限り衛宮士郎よりは強くなさそうだから後方支援型の魔法使いかなにかだろう? 衛宮イリヤのことは情報不足だが今は放っておいても心配ないだろう。それより衛宮士郎についてはどうだ?」
問題の奴を聞かないとな。
「はい。衛宮先生は本名、衛宮士郎。年齢23歳。英語の担当教論でネギ先生の補佐として副担任を兼任しています。
そしてイリヤ先生の弟でともに女子寮の管理人室で管理人として暮らしています」
「ほう……だが目の色や肌、髪色も違うから義理の姉弟か。しかし女子寮の管理人か。女である衛宮イリヤはいいとして男の衛宮士郎はよく今もいられるものだな」
「それですがマスター。最初は突然のことで寮内は混乱したそうですが、衛宮先生の人柄は誠実で温厚。管理人としての仕事はしっかりしており寮の清掃、生徒の相談、頼まれごとなどもちゃんと応えてくれてむしろ今では人気が高いです。
特技は料理と修理業。よく寮の生徒や学園長から壊れたものの修理を頼まれています」
「確かによくものの修理をしているところを見かけることがあるな。後、料理に関してはうなずける。
何度かあのお祭り騒ぎが好きなうちのクラスのガキどもに頼まれて作って私も頂いたことがあるが久しぶりに私の舌を唸らせた。
あの超や五月も負けたという顔をしていたのが印象に残っている。……なぜか奴のことを無性に欲しくなったな」
「イイ家政婦ニナルンジャネェカ?」
「姉さん、それは執事の間違いかと…」
「ドッチデモイイジャネエカ?」
「はあ……? それでですが生徒達には麻帆良のブラウニーと慕われている一方で、生徒指導員もやっていまして不良生徒にはその鋭い眼光から『死の鷹・衛宮』、『白夜の鷹』などと呼ばれ、高畑先生と双璧をはっていて恐れられています」
「タカミチとか。っと、そんな表向きの情報はいい。当然あの
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