第五十六話 卒業式の前その二十三
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「私も」
「それでもね」
「ええ、これからはね」
本当にそうなりました。
「着られるからね」
「そうよね、本当に遂によね」
「千里のおつとめ着姿似合ってるから」
その時の画像をお母さんにスマホで送っています、お母さんもその画像を見たうえで私に言ってきました。
「てをどりを踊っても絵になるわよ」
「似合ってたのね」
「とてもね、だからね」
「これからもよね」
「そう、おつとめの時はね」
「いつも着てそうしてね」
「やっていってね」
おつとめをというのです。
「いいわね」
「そうさせてもらうわね」
私もこう答えました。
「是非ね」
「いさんでいってね」
「ええ、そうしていくわ」
私もお母さんに約束しました。
「これからは」
「そうしていってね、じゃあ今からね」
「詰所に帰って」
「お母さん用事があるから」
「そうよね、だからおぢばにも帰ってきたのよね」
「そうよ、千里に会う為でもあったけれど」
神殿を出てお辞儀をしてから詰所に帰る商店街の道を進みながらです、お母さんは私にお話してくれました。
「それだけでなくね」
「その用事で来てくれたのよね」
「そうよ、それでね」
「それで?」
「千里が元気でね」
それでというのです。
「よかったわ」
「うん、卒業前で色々あるけれど」
卒寮式や色々あってです、もう卒業のイベントが目白押しです。
「それでもね」
「元気で卒業出来そうね」
「そうよ、それで卒業したら」
「一旦お家に帰って来るわね」
「そのつもりだからね」
「待ってるわね、じゃあ卒業式はね」
「ええ、最後まで出て」
そしてでした。
「参拝もさせてもらって」
「高校生活終えるわね」
「そうするわ」
こうお母さんに言ってでした。
私は卒業間近の中の一日を過ごしました、もう高校生活が終わるカウントダウンがはじまっていました。
第五十六話 完
2018・12・13
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