014話 新学期、対真祖編(01) 桜通りの吸血鬼
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「ラス・テル・マスキル・マギステル……風の精霊11人。縛鎖となりて敵を捕まえろ。『魔法の射手・戒めの風矢』!!」
僕は宮崎さんを襲おうとした人に向けて束縛の矢を放ちましたが、その人はなにかを呟くと僕の魔法を魔法薬みたいな瓶を放ち打ち消した!? やっぱり相手は魔法使い!?
そしてその人が被っていた黒い帽子が揺れて飛び去っていくとその下からよく知った人物の顔が出てきた。でも、そんな!?
「あ、あなたはエヴァンジェリンさん!?」
「ふふふ……新学期に入ってからの改めての挨拶だよ、先生。いや、ネギ・スプリングフィールド。しかし10歳にしてなかなか……さすが奴の息子……」
「(この人、父さんのこと!?いや、それより!)エヴァンジェリンさん!どうしてこんなことを!?」
「ふふ……この世にはいい魔法使いと悪い魔法使いが存在するということさ!氷結・武装解除!!」
「わああああっ!?」
なんとか抵抗しましたが、僕の服は少し砕けて宮崎さんにいたってはほぼ砕けてしまいました!
そこにアスナさんとこのかさんがやってきて誤解されましたが、エヴァンジェリンさんが逃げてしまったのでお二人に任せて僕は追うことにした。
それにしてもいい魔法使いと悪い魔法使いが存在するなんて、どうしてそんなこと!
それに『奴の息子』という言葉が気にかかります。だからどうにかして聞き出さなきゃ!
それからなんとかエヴァンジェリンさんに追いついて風精召喚を使い寮の屋上まで追い詰めて、
「風花・武装解除!」
武装解除をしたのはいいけど下着姿にしてしまったのは後で謝ることにして父さんのことを聞き出そうとしたら、
「お前の父、サウザンドマスターのことだろう? 聞きたいらしいがこれで勝ったと思うのか? まだまだ甘いな、ぼうや……」
すると突然エヴァンジェリンさんの背後に人らしき人物が降り立ってきた。仲間!?
いや、でも構っていられない!
それで僕は魔法を使おうとしたらデコピンで弾かれてしまった。
って、あれ!? この人は!
「紹介しよう、私のパートナーで『魔法使いの従者』の絡繰茶々丸だ」
え!? そんな! 茶々丸さんがエヴァンジェリンさんの従者!?
それでエヴァンジェリンさんの従者の意味を聞かされ愕然としている僕に容赦なく茶々丸さんの手が伸びてきて捕まってしまった。
「ようやくこのときが来た……真祖であり『不死の魔法使い』『闇の福音』とも呼ばれた私が、あのサウザンドマスターに敗れてからというものこの地に封印されこ
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