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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
013話 衛宮士郎の春休み(?)
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とはよく情報交換をさせてもらっているわ」
「情報交換とは……では士郎さん達のことも楓はもうご存知なのですか?」
「ええ。カエデは信用に値する数少ない人物だから」
「うれしいでござるな。それより刹那、独り占めはずるいでござるよ?」
「なんのことだ?」
「わかってるでござるよ? 毎朝士郎殿と鍛練していることは」
「なっ!? べ、別に私は独り占めなど……」
「おかしいな? 簡単だが人払いの結界は設置してあるんだが」
「まだシロウは詰めが甘いわよ? あれじゃ逆に見つけてくださいといっているものだわ。だから私が補強しておいたわ」
「そうだったのか? まだまだだな」
「そうよ? でもやっぱりシロウの魔術回路は属性が『剣』に特化しているから限界があることは承知しているからそこら辺のミスは許してあげるけど」
「精進する……」
「聞く限りでは士郎殿はやはり戦闘面に向いてる魔術以外はあまり得意ではないでござるな?」
「ああ。だから俺はただ努力するしかないんだ」
「しかし……士郎殿の使う投影魔術というのはすさまじいでござるな。ためしにこれを投影してみてござらんか?」

楓は手を後ろに回すといきなり巨大な十字手裏剣を取り出した。

「……どこから取り出したとかは突っ込んでしまって構わないか?」
「企業秘密でござる。ニンニン」

しかたがないので投影してやり楓にやるともらってもいいか? と聞かれたのでやった。
その代わりになぜか山菜や魚などを持参してきていたらしいのでそれを材料にメインは山菜御飯と焼き魚で朝食を済ませた。
そこで三人には「おいしい!」という評価をもらったので作り手としてはうれしい限りだった。
……だが、楓よ。お前は先ほどの手裏剣を二つもどこにしまった?

その後、今日中に修理品を直すために学園に向かう途中で、ネギ君がパートナーを探していると寮内で騒ぎが起きていてクラスの半数はネギ君を追いかけている光景を見た。
そこで途中で朝倉を捕まえて事情を聞くと、

「なんでもネギ君はこの学園にはパートナー……いわゆる結婚相手を探しにきたらしいって話ですよ?」
「話が誇張されている気がするんだが?」
「まあまあ、面白ければいいじゃない士郎さん!」
「そうか。まあネギ君にはお気の毒とだけ伝えておいてくれ。俺はこれから学園に向かうから」
「何か用があるんですか?」
「学園長に頼まれた壊れ物の修理だ。今日でやっと終わりの目処がたつところなんだ」
「がんばりますね、士郎さん。いつも寮内のものも直してくれると評判がいいんで麻帆良ブラウニーとか言われているんですよ?」
「……………あまり、うれしくないなそのあだ名は。まあいい。ではな朝倉」
「は〜い。ではネギ君探索を開始しますので私もこれで」

朝倉はサムズアップをし
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