010話 図書館島へいこう!
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理解できるだろうからな」
「はあ……?」
まだなにもわかっていないらしいネギ君は首をかしげていたが、いったとおり実感はできるだろう。
これは、まさしく学園長に乗せられているようでほんとうに癪だった。
その後、教室に向かいネギ君が教室のみんなに期末テストに向けての大・勉強会を開くといった。
◆◇―――――――――◇◆
Side ネギ・スプリングフィールド
さっきの士郎さんの意味深な台詞はなんだったんだろう?
でも今はとにかくこの期末テストを乗り切れば僕は正式な先生になれるんだ。
よし! がんばるぞ!
それじゃ、まずは勉強会を開くとしよう。
そしてみなさんを絶対最下位から脱出させて立派な先生になろう!
そうすれば立派な魔法使いにも近づけるしね!
「あの、その……実はうちのクラスが最下位脱出できないと大変なことになるので、みなさんがんばって猛勉強しましょう!」
「まあ! 素晴らしい提案ですわネギ先生!」
「ありがとうございます、いいんちょさん!」
「はーい、提案!」
「なんですか桜子さん?」
「ではお題は『英単語野球拳』がいいとおもいまーす!」
英単語はともかく野球拳? どんな勉強方法だろう?
なぜかみなさんは楽しんでいるようですけど。
それに士郎さんはなぜかすごい驚いている。
士郎さんが驚くほどならすごい方法なんだろうな? よし!
「それじゃそれでいき―――……」
「却下だ!」
って、あれ? 士郎さん、なんで止めるんですか?
「子供のネギ君はまだ許せる範囲だが、おまえらは俺を社会的に抹殺するつもりか……?」
「士郎さん? どういう意味ですか?」
「ネギ君よく聞け! 野球拳というのはだな……」
それから士郎さんに野球拳とは一体どういったものかを事細かに教えてもらいその実態を知って僕は愕然とした。
「…………と、いうわけだ。だからいつも通りやってもらえると俺としてもとても助かる」
「た、たしかにそうですね……」
な、なんて能天気なクラスなんだ。
このまま提案を実行していたらもしかしたら士郎さんが捕まっちゃうじゃないですか!
「それじゃ普通に小テストをしたいと思います。今から配る用紙をまわしてください」
◆◇―――――――――◇◆
Side 衛宮士郎
ふう、危ないところだった。
しかし本気であせることを平気で言ってくれるな?
タカミチさんが元気すぎるクラスといった意味が再確認できた。
それと何名か舌打ちをしたな?そいつらには眼光を当てて黙殺した。
まあ、それはともかくとして小テストが終了してネギ君と一緒に採点をしていてわかったことだが、このクラスには本当に頭がいいものはいいが
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