007話 ホレ薬の悪夢
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近衛? ッ!? いかんっ!」
近衛の俺を見る目が虚ろになっているぞ!?
ネギ君はネギ君で雪広や他に柿崎などにも迫られあたふたしている。
神楽坂はなに舌打ちをしているか!?
これは、まずい!
「ネギ君! ひとまず逃げるぞ!」
俺はネギ君を抱えて足に強化を施し瞬時に教室の外にでた。
だが、そこで俺は固まった。
そこには桜咲、古菲、龍宮、長瀬と麻帆良武道四天王と言われている集団と鉢合わせしてしまった。
しばし時が停止したが次の瞬間、俺を含め全員の足が地を爆ぜた!
「士郎さん! 待ってください!」
「まってくれないかい衛宮先生!」
「待つでござるよ、士郎殿!」
「まつアルヨ! 士郎先生!」
「だあぁぁぁ! なんで全員俺目当てなんだ! ネギ君この効力はいつぐらいで切れる!?」
「さ、三十分くらいかと……」
なんでさ――――!!?
思わず心の中で叫んだ!
それでもどうにもならないと分かった俺はひとまず標的ではないネギ君を図書室に入れて、一人リアル鬼ごっこが始まった。
って、いうか弾丸や剣気が普通に飛んでくるのはどうにかならないのか!?
そしてしばらくするとなんとかまけたのかと一安心したのも束の間、目の前にはここにはいないはずのぎんのあくまこと姉さんが立ちふさがっていた。
「ねえシロウ? 私が愛してあげるわよ?」
……終わた。
ゴッド。俺、なんか悪い事しましたか?
結局姉さんは薬の効果が切れた後も腰にしがみついていた。
どうやらわざとかかったふりをしていたらしい。
そしてこの騒動の元凶であるネギ君と神楽坂が目の前に見えた瞬間――――………なにかが、はずれた。
「ネギ君、神楽坂……懺悔の覚悟は十分か?」
二人の顔が青くなったが構わないだろう。
さすがにもう我慢することないよな? まだ新品のスーツも切り傷やなにやらが原因で所々がボロボロだしな。
俺はそれから三十分弱二人、とくにネギ君にはきつい説教を与えてやった。
◆◇―――――――――◇◆
Side ネギ・スプリングフィールド
ううう、士郎さんにおもいっきり怒られちゃったよう。
あの士郎さんの目は怒ってますよ? って感じがまじまじと出ていた。
まるで鷹に睨まれているようだった。
三十分くらいほどしてやっと開放してもらったけど今でも恐怖心が残ってるよ。
アスナさんも気力を無くしたのか恐怖で体を震わせていた。
「……もう、士郎先生を怒らせんじゃないわよ、ネギ坊主!? あれはもう怒りメーターをはるかに振り切っていたわ。服もボロボロだったし……」
「後で弁償しなきゃダメですよね……」
「当たり前じゃない! 誰のせいであの優しい士郎先生がキレたと思っているのよ!?」
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