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ヘタリア大帝国
TURN26 親衛隊その七
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非そうなるべきだ」
 久重は平賀の言葉をそのまま代弁していく。
「私がそうする」
「何かあればかよ」
「楽しみにしている」
 平賀は表情を変えない。一見すると喋っているようにすら見えない。 
 だが久重がだ。こう言うのだった。
「とのことです」
「そうか。そうなんだな」
「そうです。ただ私が思うんですが」
 久重は自分の考えをだ。田中に述べてきた。
「田中さんもどうですか?」
「俺もサイボーグになれってのかよ」
「はい。そうすればあの女好きの長官に勝てるかも知れませんよ」
「馬鹿言え、俺は俺の力で戦って勝ち取るからな」
「長官の席をですか?」
「ああ、絶対にな」
 こうだ。田中は威勢のいい言葉で言う。
「奪い取るぜ」
「頑張れ」
 こう言ったのは平賀だがやはり久重の代弁である。

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