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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
001話 プロローグ
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つないで無理矢理2本しか開いていなかった魔術回路に魔力を流し込んですべて開いたんだから。
最高27本はあったわ。それにパスを繋いでわかったことなんだけど本来魔術回路は擬似神経じゃない? でもシロウは神経そのものが魔術回路なのよ。だから常に魔力を流し込んで鍛えてあげてたの)
(なにそれ!? そんなに回路あったの? それに神経そのものが魔術回路っていったいどんな出鱈目な体なのよ!!)
(そうね。わたしもそれで最初は本気で解剖してやろうか? とも思ったけどシロウは特別だからなんにもしなかったわ。
あ、それと世界に出てすぐに一時期はいろんな国をまわって遺産巡りをしてたから宝具の数は神剣・聖剣・魔剣・銘剣と後、剣以外にも槍とか防具とかもなんでもありよ?)
(なっ!?)

「……もう話は終わりかね?」
「ひっ!?(アーチャー口調!?)」


その後、必死の遠坂の説得によりどうか落ち着きを取り戻したがどうにもいかんな。アーチャーもこうして摩耗していったのだろうか?


「じゃ、じゃぁもういいわね?」
「あぁ、私の気が変わらんうちにやってくれれば実に嬉しいがね?」
「シロウ……まるで本当にアーチャーよ? まぁわたしは仕事柄慣れてるからいいけどね」
「これはこれは……また面白い一面なことだな」
「(イリヤ? 慣れてるって……それに橙子さんも人事だと思ってタバコを吹かしながらけらけらと笑ってないでください……士郎本当に怖いから)…まぁ、いっか。あ、それと士郎に最後に聞いておきたいことがあるのよ」

怯え顔から一変して真剣な顔になり遠坂は話しかけてきてくれた。
きっと大事なことなのだろう。

「なんだ?」
「平行世界にいってもやっぱり戦いはやめるつもりはないの? まだ正義の味方はあきらめきれないの?」
「……そのことか。確かにこの世界に入ってアーチャーがなぜ摩耗したのか嫌でも思い知らされた。最初はそんなつもりはなかった。でも九を助けるために、一を捨てるという親父の理想もわかった節もあった。そしてさっき遠坂がいった世界って奴だけど、一度は声をかけられた」
「!?」

遠坂は驚いてるな。それはそうだよな。

「だけど、俺は受け入れなかった。結果、たくさんの人が死んだこともあった。
だから何度も挫折しかけたけど……でも、イリヤに励まされて立ち上がってきた。
そしてこれが理想の果てかはわからないけど、手が届く範囲だけでも助け続けようという一つの結論があった。
でもまだ迷っている。だから……まだわからない、何年かかるかわからないけどきっと自分にとっての答えを見つけてみるよ。それに……」

俺はイリヤを見て、

「イリヤが一緒にいてくれる限り俺は絶対に挫折はしない、夢はあきらめないよ」
「シロウ……うん! 絶対シロウ
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