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BanG Dream! ワーカーホリック少女が奏でるオト
Pastel?Palettes T
#003 私、納得がいかない。だから行動する。
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」
私の日菜に対する答えに驚愕の麻弥。
「ええ。活動時は本名とは別名義で活動してるけれど」
「あの・・・・亜麻音さんがバンド活動してる時の名義って何なのですか?」
麻弥が私の名義を尋ねたので、
「『
神音
(
しおん
)
』。本名をもじった単純な物だけど」
私はサラっと答えた。
「そうですか・・・・『神音』・・・・・ってええっ!?」
私の答えに大層驚いていた麻弥。
「そんなに驚くものかな?」
私はこてん。と首を傾げる。
「それはそうですよ!バンド活動する人なら誰でも知っている有名人じゃないですか!!」
麻弥は私の評判を力説していた。
私自身にそんな自覚はないけれどね。
「話を戻すけど・・・・正直言って二人共納得は行ってないんでしょ?」
「うん。まぁ・・・面白そうだけどさ、なーんかイマイチるんっ♪って来ないんだよね」
「ジブンも実を言うと納得してないです。やっぱり、ステージを見に来てくれたファンの方々を騙すことになっちゃいますし」
私の質問に肯定する二人。
「そっか。良かった」
「『良かった』って・・・何がですか?」
私の言葉に疑問を持った麻弥が質問する。
「さっき、彩とイヴにもその話をしたら二人と同じ答えだったからさ」
「そうだったんだ・・・・。って、千聖ちゃんは?」
日菜が私の言葉に疑問を持つ。
「ちーちゃんは最後まで反対してたから強引に押し切った。結果的に折れてくれて助かった」
私は先程、やってのけた事を暴露した。
「あの千聖さん相手によくやりますね・・・・・」
「幼馴染の特権ってやつよ」
「ふーん。凄いね。あーちゃんって」
「それ位しないと成功しないもの。さて・・・ステージまであと一週間。覚える事は覚えないとね」
「『覚える事』は何となく想像できますが、どうするんですか?スコアとか無いのに」
「大丈夫よ。これでしょう?」
そう言って私は楽譜とスコアのファイルを取り出す。
「貴女達にはあと一週間でステージに立てるレベルまで達して貰うわよ?」
「大丈夫だよ、あーちゃん!あたしを誰だと思ってんの?」
「任せてください!ジブンもキッチリ仕上げてみせます!」
私の要望に力強い返事を見せる日菜と麻弥。
それを聞いた私は「頼んだよ」と言わんばかりに頷いた。
そしてこの日からステージまでの一週間はメンバー全員はライブ曲の練習を
私は自分がカバー出来る様に全パートを練習しつつも、ステージ当日のトラブル対応案を練る事、メンバーの指導等を専務以外のスタッフ共に内緒で行った。
そして・・・・・・・・・私達はライブ当日を迎えるのだった。
To_Be_Continued...
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