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ヘタリア大帝国
TURN26 親衛隊その四
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「ヒムラーと申します」
 ヒムラーからだ。こうレーティアに述べた。
「ノイツィヒ=ヒムラー。僭越ながら総統閣下の親衛隊を務めています」
「話は聞いている。そして今日ここに来た理由は何だ」
「はい、親衛隊をドクツの、総統のお力にしたく参上しました」
「話はわかった。それではだ」
 単刀直入にだ。レーティアはヒムラーに言った。
「親衛隊の実力を見せてもらおう」
「既に訓練の準備はできているわ」
 グレシアはヒムラーをやや警戒する目で見ながら述べた。
「では早速ね」
「わかりました。それでは」
 ヒムラーも快く応える。そうしてだった。
 親衛隊の面々がすぐに港に集まりそこから用意された艦艇に乗る。そのうえで出港してから配置につき模擬戦闘訓練に入る。当然ヒムラーも指揮にあたっている。
 一方にはロンメルがいて正規軍を率いている。そのうえでの親衛隊の動きは。

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