『勘違い』
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此の風だけが知ってる。
瀬戸の潮の香りを優しく連れてきてくれる。
其れに包まれると、赦されたような気になる。
そしたら冷たい雨粒が棘の様に刺してくる。
まるで、違う、赦さない、そう言ってるかの如く。
何気無く感じてる事が幸せ。
何気無くしてる当たり前の事が幸せ。
そういう幸せにありつけない僕は不幸なのか。
なんて考えるのも虚しいだけって解ってる。
でも、彼(ア)の風は20年かけて僕を此処迄運んでくれた...。
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