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とある木原の末端少女
第一次 出会い
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のえある。

『0.005秒600?蒸発、最高温度2730℃、総合評価、超能力者(レベル5)

私の能力はあらゆる物の温度を変化させることができる。それは固定化されたものだけではなく液状のものだったり、気体だったりと何でもである。私が検査を終え歩いて戻ろうとすると、そこには先ほど検査を終えた御坂美琴さんがいるのです。私としては何もしていないので早くシャワーお浴びたいと思っていたのですが、

「ちょっといいかしら」

呼び止められてしまいました。まぁそんな予感はしていました。だって普通に考えればこんな熱いところで待つことなんてせずに、校舎に戻って涼むはずです。でもそれを彼女がしなかったということは、私に用があるということ。

「はい、なんでしょうか?」

私は、彼女との接点があまりなく、知っている情報は研究対象としてのものだけ。つまりは人間性というか接触(コンタクト)はその内と考えていたところなのです。

「あなた、第五位の温度操作(テンプレーチャーマスター)だったのね」

「ハハハ」

まぁ知られたところでなんてこともないですけど、そんな人間がなんで転校してきたかは気になられてしまいますよね。それともここで勝負しろとか少年漫画的な展開でも持ってきてくれるのかしらね。

「どこかで見覚えのある顔なのよね」

去年のあれ?でも競った覚えはそんなにないし、年単位で前だと私もわからないですね。といいますか、こんなところで話す内容じゃなければ別のところで話したいのですが、.....そうだ!この後お食事にでも誘ってみましょう。

「あのー、こんなところで立ち話もあれなんで、この後どこかでご飯でもいかがでしょうけ?」

私からのお誘いでなんか面白い反応を期待してみたりし提案ですけど、さすがにそんな反応は見せてくれませんよね。まぁ変な反応してくれたらそれに何とかして合わせるつもりではいましたけど。この暑さの前でそれをやられたらイラっとしますよね?

「そうね。このあと一緒にファミレスにでも行きましょ」

...なんといいますか普通の女学生ですね。もっとお嬢様らしいこと言うのかと思ったらファミレスですか。そうなると監視カメラがありますね。となると見られるのですね。

私はファミレス、いや監視カメラに対してはちょっと敏感になっているところがあり、もう無駄と分かっていても避ける傾向にあるのです。

「わかりました。それでは支度が終わりましたら校門で待っています」

私は素早くシャワーを浴び、身支度を整えてやることをやりました。もちろんこの学校の規則を守りながらです。そうして私はやることを終えると、速足で校門に向かったのです。それがなぜ「早くしないといけない」と思ったかはわかりません。でもなぜか早くしな
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