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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第61話
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エリンの里から旅立ち、魔の森、大森林を抜けて街道に出たトワ達はセントアーク地方の中心部の都市であるアルトリザスに向かって情報収集をした後かつてZ組の”特別実習”の地となったパルムに向かって、パルム到着後情報収集をした後リベールとの国境であるタイタス門の状況を調べる前に旧道方面も調べる事にし、旧道を徘徊していたが、レーヴェが突然立ち止まり、それが気になったトワ達も立ち止まった。


〜アグリア旧道〜

「……………………」
「レーヴェさん、どうかしたんですか?」
「えっと…………地図ではそっちには何もありませんが…………」
目を細めてある方向を見つめているレーヴェの様子が気になったアンゼリカはレーヴェに問いかけ、地図を取り出して現在地を調べたトワは不思議そうな表情でレーヴェに指摘した。
「…………なるほどね。そういえばアンタとヨシュアの”故郷”は確かこの辺りだったわね。」
一方事情を察したサラは静かな表情で呟き
「レーヴェさんの故郷というと確か皇帝陛下を銃撃した例のアッシュ君の故郷でもある……………」
「――――――”ハーメル”か。」
「そうだ。――――――とはいっても何も俺が気になったのはその事ではない。ハーメル方面に”ごく最近複数の何者かが向かったような痕跡が残されているからだ。”」
「…………何ですって?」
サラの言葉を聞いてすぐに事情尾察したアンゼリカとクロウは真剣な表情で呟き、レーヴェの話を聞いたサラは眉を顰めた後レーヴェが視線を向けている方向の周辺を目視してある事に気づいた。

「…………確かに足跡が残っているようね。――――――それも複数の足跡が。ハーメル方面は現在も政府によって立ち入る事すらも禁じられていて、許可を得た者しか立ち入る事はできないはずよ。」
「それなのにも関わらずこのタイミングで複数の人達がハーメル方面に向かった可能性があるって事は…………」
「ハッ、まさに”何かある”事を証明しているようなもんだろ。」
真剣な表情で呟いたサラの話を聞いたトワは不安そうな表情をし、クロウは不敵な笑みを浮かべてハーメル方面に視線を向けた。そしてトワ達がハーメル村へと続く廃道を封鎖しているはずの門に近づくと門は開いていた。

「あ…………見て、あれ!」
「鍵が開いているね…………」
「…………鍵穴にピッキングによる傷跡が残されているわ。まさかとは思うけどこのピッキングをした人物は…………」
門の傍に落ちていた錠前を拾って状態を調べてすぐに心当たりがある人物を思い浮かべたサラは真剣な表情でハーメル方面を見つめ
「複数の足跡も続いているな。…………!それに、どうやらこの先が俺達にとっての目的地でもあるようだな。」
「え…………あっ!ペンデュラムが反応してるよ…………!」
サラ同様門周辺の状況
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