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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第61話
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た結社が使っている小型の飛行艇はハーメルから去っていった。

「やれやれ、小物な所も相変わらずだな。」
ギルバート達を乗せた飛行艇が去って行く様子を見て呆れた表情で呟いたレーヴェの言葉を聞いたトワ達はそれぞれ冷や汗をかいて表情を引き攣らせ
「ハッハッハッ。さすがは悪名高き結社の”剣帝”だけあって、結社の戦闘部隊がすぐに戦意喪失した上逃げていったねぇ。」
「ま、戦闘部隊の隊長が典型的な”小物”だったのもある事も関係しているが、あれじゃあどっちが悪党かわかんねぇな。」
「アハハ…………今回の活動はレーヴェさんについてきてもらって本当に助かったよね。」
我に返ったアンゼリカは暢気に笑い、クロウはからかいの表情でレーヴェを見つめ、トワは苦笑していた。
「やれやれ…………ま、敵も去ってくれたようだしとりあえずもう一つの目的である”特異点”を探しましょうか。」
「あん?何なんだそれは?」
溜息を吐いた後に気を取り直して呟いたサラの言葉が気になったアッシュはサラに訊ねた。その後アッシュに事情を説明して”特異点”を探す為に村内を見て回ったが目ぼしい場所はなかったため、村の外に出て”特異点”を探す為に村の外に出ると驚愕の人物達がトワ達に声をかけた。

〜ハーメル廃道・広場〜

「――――――ハハ、まさかこんな所で再会するとはな?」
突如聞こえてきた声に驚いたトワ達が視線を向けると崖の上にルトガーとレオニダスがいてトワ達を見下ろしていた!
「あ、貴方達は…………!」
「――――――”西風の旅団”!!」
ルトガー達の登場にトワは驚き、サラは警戒の表情で声を上げた。

「その様子だとようやくZ組も動き出したというわけか。」
「やれやれ、”結社”の部隊が動いているのは聞いてたが…………まさかお前さん達とカチ合うとは思わなかったぜ。しかもメンフィル所属の”剣帝”までお前さん達と一緒にいるとかどうなってんだ?」
崖からレオニダスと共に飛び降りたルトガーはトワ達を見回して苦笑した。
「やれやれ…………一難去ってまた一難か。」
「まさかとは思うがさっきの結社の連中の援軍か?」
ルトガー達と対峙したアンゼリカは溜息を吐き、クロウは厳しい表情でルトガー達に問いかけた。

「ただの偶然だ。雇い主同士は手を組んでいるが今回に関しては完全に別件――――――改めてこの地の”調査”に来ただけでな。」
「なにぃ…………?」
「……………………”黄昏”の影響で各地で咲き始めた黒焔のプレロマ草が目的か?」
レオニダスの話を聞いたアッシュが眉を顰めている中、レーヴェは目を細めて問いかけた。
「――――――まあ、そういう事だ。どうやら当たりだったようだが。とはいえ、まだ時期じゃねぇ。”候補地”くらいに考えておくか。」
「”時期”…………?」

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