第61話
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えっと…………わたし達もそうだけど、ここにはいないZ組のみんなもそうだし、オリヴァルト殿下達もきっとアッシュ君の相談に乗るから、よかったらわたし達と一緒に行動を共にしてくれないかな?」
レーヴェはアッシュへかける言葉を終えた後静かな笑みを浮かべてトワ達に視線を向け、レーヴェの発言にそれぞれ冷や汗をかいて表情を引き攣らせたサラは我に返るとジト目でレーヴェを睨み、アンゼリカとクロウは呆れた表情でレーヴェに指摘し、トワは苦笑しながらアッシュに声をかけた。
「クハハ…………どいつもコイツも…………青臭すぎて反吐が出るっつーか…………フン…………だが――――――確かに”落とし前”を付ける相手を見失ってたようだ。」
するとアッシュは苦笑した後立ち上がって不敵な笑みを浮かべて自身の両手の拳を打ち合わせた。
「アッシュ…………」
「…………フッ…………」
アッシュが立ち直った事を見たサラは安堵の表情をし、レーヴェは静かな笑みを浮かべた。
「はーはっはっはっは!青春しているようだねぇ、学生諸君!」
するとその時突如男の声が聞こえると猟兵達と猟兵達が連れている軍用魔獣が現れてトワ達を包囲した!
「ええっ…………!?」
「アンタらは…………!」
突然の出来事に仲間達と共に武装を構えたトワは驚きの声を上げ、猟兵達の正体をすぐに察したサラは厳しい表情をした。すると一人の猟兵がトワ達に近づいてきた。
「フッ、ようやく見つけたよ、アッシュ・カーバイド君。しかも”Z組”の”先輩”諸君や担当教官の”紫電”も一緒とは…………さすがは僕、持っているじゃないか!」
「…………なんだ、てめぇら?」
「どうして私達の事まで知っているのかな?」
猟兵の言葉を聞いたアッシュが眉を顰めている中アンゼリカは真剣な表情で自分達の事を知っている口ぶりで話した猟兵を睨み
「―――――結社の”強化猟兵”達か。」
レーヴェが呟いた猟兵達の正体を知ったトワ達はそれぞれ血相を変えた。
「フッフッフッ…………折角だから名乗らせてもらおうか。」
すると猟兵は不敵な笑みを浮かべて笑った後ヘルメットを取って素顔を顕わにした!
「”身喰らう蛇”第06強化猟兵部隊・隊長のギルバート・スタインさ。幾数年の血の滲むような訓練を超え――――――今、エレボニアの土を踏ませてもらおう!」
「例の結社の戦闘部隊…………!まさかここで現れるとはね。」
「フッ、それにしては今まで戦った猟兵達と比べると随分と”小物”のように見えるねぇ?」
「ア、アンちゃん。」
猟兵――――――ギルバートが高々と宣言するとサラは警戒の表情でギルバートを睨み、口元に笑みを浮かべたアンゼリカの評価を聞いたトワは冷や汗をかいた。
「こ、小物だとぉ!?…………フン、これだから学生諸君は。まあいい――
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