第61話 体育祭が終わって………
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のごとく廊下へ走った。
「行かさへん!」
へん、もう遅いわ!
俺は既に廊下へ到達している。後はダッシュで下駄箱に走るだけ…………
「トリモチランチャー!」
トリモチ?
そう思った瞬間、
「ぐわっ!?」
何かが降りかかった。
「何だ?動けねえ……………」
俺に白いモチみたいなものが壁ごとへばりつき、その場から動けなくなった。
「どうや?私の作った対泥棒確保武器、トリモチランチャーの威力は!!」
「お前は学校に何持ってきてるんだ!?」
俺はもがくが、びくともしない。
「すごいやろ〜。くっつかれたら最後、この液体をかけないと取れないんやで。しかもこの液体をかければ綺麗に取れて汚れも全く無しという、最高の性能!」
「知らないし…………」
「お値段破格の10000円、しかも今ならトリモチ弾5発をセットで送るで!!」
「いいから助けてくれ…………」
クラスメイトに自分の作った商品を説明し始めたはやてが、俺を解放してくれるまで15分程かかった………………
「ご苦労さま、はやてちゃん」
「おおきに」
結局、生徒会室に連れてこられた俺。
悔しかったので、俺と同じ様に逃げようとしていた桐谷にも試してみた。使ってみると結構面白かったのは意外だったな。
…………マジで買おうと思ったのは秘密だ。
「で、話ってなんすか?もう文化祭はノータッチにして欲しいんですけど………」
「俺もこのバカと同じです」
「誰がウェンディだ!!」
「何で私がバカの代名詞なんスか!?」
ウェンディいたんだ…………
「あら?私、ノータッチでもいいなんて言ってたかしら?」
「はぁ!?体育祭の時、約束を………」
「私は、クリア出来たらって言ったのよ」
「うぐっ…………」
確かに俺はクリア出来なかった……………
「ならば俺はどうなんです?」
「私は、余り迷惑をかけないように配慮すると言ったはずだけど…………」
「………………」
ざまぁ、桐谷。
「それじゃあ、本題に入るけど、文化祭の企画を考えたの、見てもらえる?」
そう言って俺達3人に書類を見せてきた。
見出しには……………
『ビバッ!!男女逆転祭り、開幕!!』
「「待て待て待て〜!!!」」
「面白そうやん!」
はやての反応は俺達と違かったが、冗談じゃない!!
「絶対に反対です!!女子が男装するのはまだいいけど、男が女装なんてただ気持ち悪いだけです!!」
「もっとマシなものを考えろよ!!後半のクラスにいた、あのデブやらデカイのやらが女装したら吐き気モンだぞ!?」
「あら、面白いじ
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