暁 〜小説投稿サイト〜
伝説となった狩人達
二十八人目
BLOOD WORK
六話

[8]前話 [2]次話
隊長は強い。

俺らより苦労人だしな。
俺らより、壮絶な人生を送ってる…


だから、あの時の気持ちもわかるさ。



みんな命を助けられたりしてるし…

ちびの時から飯を食わしてくれたし…



アニキのような優しい目で、いつも見守ってくれた。


隊長のためなら、みんな喜んで死んだよ。











隊長!
あいつが…あいつが…殺られました…











では次はお前だ。











みんな…
本当に死にたかったんだろうか…


今でもな。
泣きながら、俺にいろんなもんを託していった…

あいつらの顔が忘れられねえよ。



そして、五人目の奴が俺に言った。











姫の…
姫のお犬様のために死んじまった、俺の弟より幸せだぜ?


みんな…

そして俺も、兄貴の為なら…

誰かの為ってなあ。
命を棄てる、かいがあるってもんだ。









そう言って…
幸せそうに、逝きやがった。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ