暁 〜小説投稿サイト〜
曇天に哭く修羅
第一部
勝ち目は有るか
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
言う通り。手抜きの相手を少しで良いから圧倒できなければならん。そうでなければ小僧が江神の孫を相手に勝つ見込みは無い」


焔と弥以覇の作戦。

剣士の春斗を寝技に持ち込む。

そこから腕を一本折る。

これで剣技の性能を落とす。

更に小細工無しの一閃を正面から仕掛けてきた春斗へ打心終天を入れて終わり。

真っ向からの実力勝負が好きな春斗は必ず正直な攻め方をしてくれるはずだ。

簡単な流れだが恐ろしく難しい。

今の紫闇は素直に春斗とぶつかったとしても凌ぐ実力が無いので不可能。


「基礎能力の向上は必須。技の修得も有る」

「修業の厳しさは跳ね上がるぞ立華紫闇。今までと比べ物にならん程にな。それでも江神の孫へ挑むか? まあ奴と戦う前に【夏期龍帝祭】を優勝せねばならんのだが」


紫闇は二人に即答。


「地獄を味わってでも勝ちたい。だから頼む」

(よろ)しい」

「覚悟せい」


紫闇はふと思った。

今年の夏は暑くなる。

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ