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魔法絶唱シンフォギア・ウィザード 〜歌と魔法が起こす奇跡〜
無印編
第13話:空駆ける奇術師
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、響まで居るとなると話は違ってくる。まだまだ未熟な彼女では、空と地上両方のノイズからの攻撃に対応しきれない。
などと考えている間に、フライトノイズが何体か再度突撃してきた。
槍の様に体を捻じり一気に急降下してくるそれらを迎撃すべく、奏と翼がアームドギアを構え────
〈シューティングストライク! ヒーヒーヒー! ヒーヒーヒー!〉
「ほいほいっと!」
突然放たれた炎の銃弾が、突撃してくるフライトノイズを消し炭に変えていく。2人が炎の銃撃が飛んできた方に目を向けると、颯人が左手の指輪を交換しているところだった。
いつも最初に使用している赤い物ではなく、造形自体はフレイムと似通った緑色の指輪だ。
「上の連中は俺に任せな。3人は下の連中を頼む」
「任せろって、どうするんだ?」
「同じ土俵に上がればやり易くなるだろ? 単純な話さ」
言いながら颯人は指輪を交換した左手をハンドオーサーに翳した。
〈ハリケーン、プリーズ。フー、フー、フーフーフーフー!〉
フレイムウィザードリングを翳した時と同様、変身する時と同じように緑色の魔法陣が彼の体を通過する。
すると仮面の色と形状が緑の逆三角に変化し胸のプロテクター部分も形状が変化した。
初めて見る颯人の姿に奏達が注目していると、次の瞬間驚くべきことが起こった。
徐に風が颯人を包んだかと思うと、その身が重力から解放されて宙に浮き始めたのだ。
「ッ!? 浮いたッ!?」
「いや、違う! 颯人は飛んだんだッ!」
「うえぇぇぇぇぇっ!?」
突然空を飛んだ颯人に装者3人は驚愕する。
驚愕する3人を尻目に、風を操るハリケーンスタイルとなった颯人のウィザードは上空のフライトノイズの群れに突撃していった。
「さぁ、来やがれッ!!」
颯人のその言葉を皮切りに、フライトノイズが一斉に襲い掛かる。
体を捩じり槍状にしたフライトノイズが彼の体を串刺しにしようと突撃するが、空を縦横無尽に動き回れる彼には通じない。紙一重で避けられた挙句すれ違い様に逆手に持ったソードモードのウィザーソードガンで切り裂かれていく。
そもそもの話、ハリケーンスタイルのウィザードはスピードに優れている。フライトノイズも主な攻撃は槍状にした体での速度を活かした急降下攻撃だが、今のウィザードにとっては余裕で対処できる速度であった。
上空でウィザードがフライトノイズを相手に無双しているのを見て、地上の3人も他のノイズへの対応に回る。
「喰らいやがれぇッ!!」
[STARDUST∞FOTON]
未だ地上に蔓延るノイズの群れに向けて、奏が手にしたアームドギアを投擲するとそれが大量に複製され一気に地上に降り注ぐ。正に槍の雨となった奏の
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