第6回 ハロウィン(プニぐだ♀)
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せしかない。ざっくりと飲み込めるサイズになるまで噛んでいる間に一人舌鼓を打つ。なお、彼が尋ねたことに関してはすぐにピンと来た。
何故なら既に、女性サーヴァント達がいつもと違う格好をして賑わっていたそれを、可愛がったり褒めたりしてきたからである。憧れがない訳ではないが、ハロウィンとは日本で言うところのお盆に近いものだと記憶しているところが大きい。よくよく考えれば魔術礼装自体がコスプレのような気もするし、今の在り方を否定するつもりはない。けれども、こうやってお菓子を食べている方がなんというか、ほっとするというだけだった。
「だからいいの」
「ほう、そうかい。あ、紅茶おかわり」
「はいはーい」
それに何より、こうして気の置けない君と二人で居るられることが一番嬉しい。白い部屋に彩りを添えているマーガレットの鉢へ、問いかけるように視線を流す。淡いピンク色の花びらはどういう訳か普段より鮮やかで、僅かばかり赤味が濃く思えたのはつまり。――ね、そうでしょ?
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