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聖国のジルフリーデ 〜勇ましき姫と気高き女騎士と、男勝りな女戦士と妖艶な女盗賊は、媚薬の罠に乱れ喘ぎよがり狂うも、心だけは屈しない〜
過去編 孤高の戦姫は、獣欲の爪に敗北する
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ッ!」
「ん〜、いい匂いだ。やはり戦装束に封じられた女の匂いは、熟成されていてたまらんのう。ガキの分際で良く育った乳も尻も、そそるわい」
だが、ババルオの鉤爪は彼女の薄皮一枚傷つけることなく。その戦装束を――戦姫としての誇りだけを斬り裂き、瞬く間に彼女を生まれたままの姿にしてしまった。
シャンデリアに照らされた白い肢体が、淫靡な輝きを放ち。16歳の若さに反した色香を、さらに強調している。
まだ男を知らない処女は、その責め苦に耐えきれず――苦楽を共にしてきた武具を落とし、秘部を隠しながら膝をついてしまう。それが、戦士としての彼女の限界であった。
「女が男と真正面から戦う時点で、すでにハンデは生じておるのだ。今のお前が本気で儂と渡り合うつもりでいたのなら、
飛び道具
(
・・・・
)
の一つでも用意しておくべきだったな」
「ううっ……!」
「……それにしても、服を剥かれたぐらいで戦意喪失とは情けない。だから言ったであろう、お前は股さえ開いておればよかったのだと」
「くっ……!」
「まぁ、結果として収まるところに収まったのだ。別に構わんよ。……やっと、
これ
(
・・
)
を使えることだしな」
「……!?」
そんな彼女を、下卑た笑みを浮かべて見下ろしながら。鉤爪を袖の内側に収納し、懐から何らかの「液体」が入った「瓶」を取り出したババルオは――口元を、歪に歪めていた。
「これが何だか分かるか? 媚薬の原液に粘性を加えた、性奴隷調教用の
薬液
(
ローション
)
だ」
「……ッ!?」
これから始まる「宴」に、期待と股間を膨らませて。
「一度、やってみたかったのだよ。正義の勇士を気取り、民のためと無駄な努力に邁進するお前の誇りを……根刮ぎ踏み躙るような『調教』をな!」
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