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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第60話
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わせを願いたいものだ。」
レーヴェの強さを知ったセリーヌは驚きのあまり声を上げ、信じられない表情で呟いたトワの推測に対してレーヴェは静かな表情で答えた後挑発をするかのように静かな笑みを浮かべてアルゼイド子爵に視線を向け、視線を向けられたアルゼイド子爵もレーヴェのように静かな笑みを浮かべて答え、レーヴェとアルゼイド子爵の答えとその様子にその場にいる多くの者達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。

「そ、それよりも姉さんはあちらの方を愛称のような名前で呼んでいたけど…………結社にいた頃の姉さんはあちらの方と親しかったの?」
「ふふっ、”レオン”は私が一方的に呼んでいる愛称でレオン自身は他の人達からは”獅子(レーヴェ)”という愛称で呼ばれていたわ。」
「……いささか不本意だが、仲間内ではそう呼ぶ者は多いな。まあ、お前たちも好きなように呼ぶがいい。」
「フム…………だったら遠慮なく今後はレーヴェさんと呼ばせてもらうが…………レーヴェさんはクロチルダさんと一体どんな関係なのかな?クロチルダさんがクロウ以外の男性を呼び捨て――――――それも、愛称で呼ぶなんてただならぬ関係と思われるのですが?」
エマの疑問に答えたクロチルダに続くように静かな表情で答えたレーヴェの答えを聞いたアンゼリカは興味ありげな表情で訊ねた。
「フフ、それはレオンが結社にいた頃は私が一方的にレオンに対して熱を上げていたからよ。」
「ほう…………?」
「ハ…………?」
「ね、姉さんが!?」
「なあああああああぁぁぁっ!?」
「そ、そそそそ、それってもしかして、クロチルダさんはレーヴェさんの事を…………!?」
苦笑しながら答えたクロチルダが口にした驚愕の事実にローゼリアは興味ありげな表情、セリーヌが困惑の表情をしている中エマとマキアスは驚き、エリオットは信じられない表情でレーヴェを見つめ
「ほほう…………?さすがはレーヴェ君。義弟(おとうと)のヨシュア君のように兄弟揃って、モテモテだね♪」
「少しは口を慎め、このお調子者が…………!」
「クスクス、今の話は初耳ね♪」
「プリネが今の話を聞いたら、どんな反応をするだろうね、キャハッ♪」
興味ありげな表情をした後いつもの調子になったオリヴァルト皇子をミュラー少佐は顔に青筋を立てて注意し、レンはからかいの表情で、エヴリーヌは不敵な笑みを浮かべてレーヴェを見つめた。

「…………当事者である俺からすれば鬱陶しくて迷惑な話だったがな。」
「フフ、わかってはいたけど相変わらず私には振り向いてくれないのね。私以外の他の女――”姫君の中の姫君(プリンセスオブプリンセス)”になびいて”結社”を離れたようだけど、一体”姫君の中の姫君(プリンセスオブプリンセス)”の何が貴方の心を射止めて、貴方をそこまで動かしたのやら。」
(ク、
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