41エクストリーム自殺
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らない宗教」に分類されて死んだ。
1984、th1138、ブラジル、ガタカみたいなディストピア映画より、もっと強烈なディストピアが完成しつつあった。
イリヤでさえ元の自分の人格の所業を恐れた。
「ねえ、美游? こんな世界怖くないの? 何か間違ったことすればすぐ殺されちゃうんだよ」
怯えた目をしたイリヤが何か寝言を言っていたが、美游はこの世界の法則を無意識の世界で知ってしまったので恐れなかった。
以前と同じ氷のような表情の上に、歪んだ笑顔を作って微笑んだ。
「え? 間違ったことをしなければ良いのよ。泥棒だって警告で苦しんで、それでも辞められなかったら消されるだけで、行いを正したり許される時間は沢山あるわ」
人形である桜やアンジェリカですら恐れるほどの兇状。
桜陣営のパッションリップと桜人形も人格障害として処分されそうな世界。
一度、神罰を受けてしまった場所なので元のお笑い世界とは取り扱いが違う。
どちらの世界も、とてもとてもとても平和になった。窃盗や万引きさえなくなった。
正義の味方であるはずの切嗣(人形)でさえ、これは間違いだと罵り、天に向かって唾を吐いて号泣するほどの惨状。
一度死んでいるので殺されなかったが、切嗣レベルの殺人者はどれだけ正義の味方でも死んでいた。
元の世界の切嗣もクロエ補正で死んでいないだけで、案外「30年後に死にます、それまで爆破も射殺もDVもしません」と記入されているかもしれない。
「でも、浮気してただけでも死んじゃうから、いつママが死んじゃうか……」
最初から夫をATMとして使うために騙し、結婚前から別の男の子供を作るために裏切り続け、托卵して養育費を払わせたような女は、デスノートに記載されたかのように損害賠償と慰謝料を支払い、自分の罪を全て書類に残してから死んだ。
普通の世界でも10人に1人は他人の子供を育てさせられている哀れな男が多く、結婚前、後からただのATMで奴隷君として扱われている。
現在のドイツでは5人に一人がそうやって生まれているので、出産時にDNA鑑定をするのが法律で禁止されている。
常識的な判断からすれば逆の法律だが、乳幼児を抱えた女がその場で追い払われて、離婚され路頭に迷わないように済ませるための処置である。
家庭に一銭も入れないで遊び歩き、浮気し放題の男も、切嗣がナタリアにやったようなDV男の見本みたいなのも、女から金を巻き上げるホストも助六に新宿の路上でめった刺しにされて死んだ。
日本もドイツも、つい最近敗戦後に若い女全員がレイプされて(ブサイクを除く)戦争犯罪を思い知らされたので、堕胎が間に合わなかった者はレイプベイビーを出産して、抑制が効かないレイプ遺伝子が濃縮され、一生の伴侶を騙し続け裏切るのが楽し
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