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英雄伝説〜焔の軌跡〜 リメイク
第145話
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ぞれ答え、カイル達の話を聞いて顔に青筋を立ててカイル達を睨むリオンにシャルティエは苦笑しながら指摘した。

「アハハ、何はともあれ昔の仲間と再会できてよかったわね、リオン。」
「フン…………――――――カイル。先程も説明したようにスタン達も今回の件に巻き込まれている可能性は高い――――――いや、先程戦ったお前達の姿をした”グリモア”共を考えると確実だろう。そしてその為には偽物とはいえ、スタン達の姿に化けた魔物達ともやり合う事になる事が考えられる。…………予め偽物だとわかっているとはいえ、お前にスタンやルーティの姿をしたグリモア共を”斬る”事ができるか?」
エステルに声をかけられたリオンは鼻を鳴らした後表情を引き締めてカイルに問いかけ
「――――――できる!本物の父さんと母さんを助ける為にも…………俺達が元の世界に帰るためにも…………そして何よりも父さんと母さんの偽物なんて許せない!」
「カイル…………」
「ったく…………そんじゃ、腹を括って先に進むとしますか。」
決意の表情で答えたカイルをリアラが微笑みながら見守っている中ロニは苦笑した後先に進むように促し
「ああ!――――――そういう訳で俺達も協力するから、これからしばらくの間よろしく!」
「うん!二人ともよろしくね!」
カイルはロニの言葉に頷いた後エステル達を見回して声をかけ、カイルの言葉にエステルがその場にいる全員を代表して笑顔で頷いた。

その後エステル達が時折現れる魔物達を撃破しながら先へと進み続けると景色は工場から洞窟の中らしき景色へと変わり、行き止まりの広い場所に出た。

〜海底洞窟〜

「行き止まりって事は…………」
「どうやらここが終点のようだね。」
「うふふ、そしてそろそろリオンが予想していた”因縁の再戦”が始まるのでしょうね。」
「フン、多少の違いはあれど、アレに関しては同じか。」
(坊ちゃん…………)
先に進む道がない事を確認したエステルとヨシュアは次に何が起こるかを察していた為表情を引き締め、意味ありげな笑みを浮かべるユウナに視線を向けられたリオンは周囲を見回してレバーとエレベーターを見つけると鼻を鳴らして不愉快そうな表情をし、シャルティエがリオンを心配そうな表情で見守っているとエステル達の目の前に魔法陣が4つ現れた!

「魔法陣…………!」
「それも4つという事は、どうやらリオンの予想が完全に当たったようだな…………!」
「――――――来ます!」
魔法陣を見てそれぞれ武装を構えて警戒している中ナタリアは声を上げ、バダックは真剣な表情を浮かべて呟き、ジェイドが声を上げると魔法陣からはカイルによく似た全身に白を基調としたプレートアーマーを身に纏った金髪の青年、お腹を始めとした肌をさらす大胆な衣装を身に纏った黒髪の女性、神官
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