第145話
[5/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
呼び、その様子を見ていたその場にいる全員は冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「えっと…………もしかしなくても、あの二人がさっきのロニさんやリオンの話にあった人達?」
「ああ…………俺達が巻き込まれた時は野宿をしていて、今夜は俺が見張りの番だったんだよ…………」
「夢の中でもお互いが登場するとは、どうやら僕の予想以上に”バカップルっぷり”が酷くなっていたようだな。」
「フフ、微笑ましくて素敵なカップルではありませんか。既に結婚している私ですらも羨ましいですわ。」
「まあ、ナタリアの夫は”アレ”ですものねぇ。」
「……………………」
我に返って苦笑しながら問いかけたエステルの確認にロニは疲れた表情で答え、リオンは呆れた表情で眠っている二人を見つめ、微笑ましそうに二人を見つめて呟いたナタリアの言葉を聞いたジェイドはやれやれと言った様子である人物を思い浮かべ、バダックはジェイドが思い浮かべている人物と同じ人物を思い浮かべて顔に青筋を立てて黙り込んでいた。
「フウ………ヨシュアもそうだけど、レーヴェも将来あの二人みたいになる可能性がある事を考えると色々と残念ねぇ。」
「ちょっと!それって、どういう意味よ!?」
「ハハ…………」
呆れた表情で溜息を吐いたユウナの言葉を聞いたエステルがユウナを睨んで反論している中ヨシュアは苦笑していた。
「う…………ん…………?え――――――」
するとその時エステル達の会話による騒々しさで目覚めた少女はエステル達に気づくと呆けた声を出し
「ここは…………それに貴方達は一体…………えっ!?まさか貴方…………ジュ、ジューダス!?私、もしかして夢でも見ているの…………?」
「ハハ、そう思うのも無理はないが、ここは”現実”だぜ、リアラ。」
「フン、まさかその”夢を見させる側”であったお前にそんなことを言われるとはな。――――――取り敢えず状況を説明してやるから、まずはそこのバカを起こしてやれ。」
エステル達の中にいるリオンを見つけた少女が困惑した様子でリオンを見つめている中ロニは苦笑しながら答え、リオンは鼻を鳴らして苦笑した後少女に指示をし
「……………どうやら、私達が眠っている間に尋常じゃない出来事が起こったようね。――――――わかったわ。」
ロニとリオンに話しかけられた事で完全に目を覚ました少女は立ち上がり、自身の荷物の中からフライパンとお玉を取り出した。
「へ?フライパンとお玉?」
「何故人を起こす為にそのような物を取り出す必要がありますの?」
「フム…………事情を知っていそうな二人の様子を見ると何やら嫌な予感しかしませんねぇ。」
少女の行動にエステルとナタリアが困惑している中ジェイドは既に自分達の両手で自分達の両耳を塞いでいる様子のロニとリオンを見て呆れた表情で溜息を吐いた後二人
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ