暁 〜小説投稿サイト〜
クラディールに憑依しました
がんばって誤解を解きました
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こんな世界なんて本物じゃないッ!! 終わらせてよ、あたしの武器が欲しいなら、こんな世界終わらせてよッ!」


 ついに涙を堪え切れなくなったリズベットが顔を伏せて泣き始めた。


「――――――それが俺とお前の契約で構わないな? 茅場晶彦を倒す――とまでは行かないけど、攻略組の一人として手を貸して行くってのはどうだ? ――それじゃ駄目か?」
「……そこは嘘でも茅場を倒すって言いなさいよ」
「正直な話、ごり押しが通用するのも下層だけだろうしな、俺の利点――と言うか長所は普通のプレイヤーよりも狩の時間が長い事だけだ。
 ボスに通用するかなんて判らない――怖いんだ、攻略組に参加して失敗して誰かの命を危険に晒すのが」


 ディアベルやキリトの戦い方……あのボスの攻略法は信頼できる仲間と命を預け合って――それで初めて出来るものだ……俺にはそんな仲間が――信頼できる味方が居ない。


「――それなら、デュエルをしましょう、わたしがあなたを試すわ――血盟騎士団副団長が試すの――悪く無い話でしょ?」


 突然告げられた過酷な試練に――俺は戦慄するしかなかった……何故なら、俺は一度も俊敏にポイントを振った事が無い――STR=strengthのみ、力馬鹿、脳筋ステータスだからだ。
 閃光のアスナにどうやって勝てと? ――――――取り合えず、罠を考えよう……できれば捕まえてフルボッコできそうな罠を――頭を回せ、知恵を使え――。 
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