第7章:神界大戦
第229話「前を見据えて」
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”とその容姿を持つのだと、椿は言う。
「戦闘に関する“性質”を持つ神は、当然“領域”も似通ったモノだろう。そして、神界ではその“領域”を侵食、または破られる事で敗北が決定する。……ここから考えると」
「戦闘に関する“性質”を持つ神界の神にとって、“戦闘する”というのはそれだけで“領域”に踏み込まれている事になる」
「ッ……!だから、やりようはある……!」
「そうなるさね」
ハッとしたようにアリシアが呟き、紫陽が肯定する。
“戦闘”という状況に持ち込んだ時点で、戦闘に長けた“性質”を持つ神達は大きなハンデを背負っていたのだ。
「……でも、だからこそ、それ以外の神をどうにかしないと、ですね」
「……そうだね」
だが、ユーリの呟きに全員が静かになる。
そう。決定的な差は未だに解決していないのだ。
それをどうにかしない限り、勝ち目はない。
「……でも、それもどうにかなるかもしれない。ううん、どうにかしないといけない」
「……そうだね」
それでも、緋雪と司はもう挫けない。
そして、圧倒的不利を覆す可能性のある手も、既にあった。
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