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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
十五話〜両親
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言えたね。偉いよヴィヴィオ」
「えへへ……」


しかし、フェイトの変わり身の早さには驚くな……



side なのは


「はい、じゃあ朝練はこれで終了。みんなだいぶミスも減って動きが良くなってきたよ。この調子でやってこうね」
「「「「はい!」」」」


フォワードたちが隊舎に戻ったあと、データの整理をして戻ろうとした時、ヴィヴィオと士郎君を見つけた。


「ヴィヴィオ〜」
「あっ………」


私を見つけ、飛びついてくる。


「どこかに行くところだったの?」
「ああ、今から朝食を取りにいこうとしていた。ヴィヴィオ、なのはさんにも」


ヴィヴィオとアイコンタクトを取る士郎君。なんだろうか……


「おはよう」


朝の挨拶だった。驚きながらも返答する。


「おはようヴィヴィオ。朝ごはん、私も一緒に行ってもいいかな?」
「………うん!」



こうして私たちは朝食を取りに向かった。




……………………………………………………………



朝食を取り終え、部屋に戻ったところで


「高町なのは一等空尉、衛宮士郎三等空尉、至急部隊長室まで来てください」


呼び出しを告げる放送。


「何だろう………」
「どうしたの?」
「ヴィヴィオごめんね、なのはさんたちお仕事みたい。お部屋でいい子にしててね」
「すぐ戻ってくる。絵でも書いて遊んでるといい」
「うん………」


悲しそうな顔。そこで私は


「なのはさんたちが戻ってくるまで遊んでくれる人を連れてくるから大丈夫だよ」
「ほんと?」
「うん!」


少しだけだが嬉しそうにしてくれた。
さてと、あの人……まだ隊舎にいるかな?



side 士郎


マスターに呼び出され、現在私たちがいるのは部隊長室。


「で、何の用だ?」
「話はほかでもない、ヴィヴィオについてや」


予想できていたこと。あの子をどうするか。敵に狙われているのは事実。しかし、だとしたらなぜ私たち二人だけなのだ?


「単刀直入に言うよ。二人はヴィヴィオの親になる気ある?」



予想の斜めどころかはるか上を行く発言だった。



「「………はい?」」
「あの子が狙われてるのは事実や。だとしたら目の届くところに置いておく方がええと思うんやけど、どうや?」
「どうや、といわれてもな、突拍子がなさすぎる。たとえそうだとしても親になる必要はないだろう?」
「確かにそうやな。でも、あの子は作られた存在。本当の親なんておらへん。そんな子を放っておいても二人はええんか?それにや。あの子は二人にすごく懐いとる。六課で面倒見るんなら二人に任せ
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