第59話
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うに”星杯手帳”というものがありまして。その手帳にも”遊撃士手帳”のように”ENIGMA”に適応しているクオーツや”ENIGMA”用のアーツ、そしてそのアーツの組み合わせも載っているんです。」
レンの指摘を聞いて新たな疑問を抱いたガイウスの疑問にサラとトマスがそれぞれ答えた。
「後リィンお兄さん達の件での支援物資も渡すから、今からレンについてきてちょうだい。」
その後アリサ達はレンについて行って、カレイジャスが停泊している広場へと向かうとそこにはオルディーネに加えてアリサ達にとって驚愕の存在があった。
〜エリンの里・広場〜
「あ、あの人形達って…………!」
「”機甲兵”…………」
「ほう…………あの甲冑達が、”騎神”をベースにして開発された兵器か。」
「”ドラッケン”、”シュピーゲル”、”ヘクトル”に加えて”ケストレル”まであるね。」
「おまけに私が内戦で父上との”親子喧嘩”に使っていた”シュピーゲル”まであるねぇ。ノルティア領邦軍からこんな図体がある物まで盗み出すなんて、メンフィル帝国の凄まじさには冗談抜きで脱帽するよ。」
「多分、盗んだ方法はノルティア領邦軍に潜入したメンフィルの諜報関係者がヴァリマールの時みたいに、簡易的な転位魔法陣を使ってシュピーゲルと共に”転位”で盗んだのでしょうね。」
驚愕の存在――――――機甲兵達を確認したアリサは驚き、ラウラは真剣な表情で呟き、ローゼリアは興味ありげな表情で機甲兵達を見つめ、フィーは静かな表情で呟き、内戦の際に一時的に自分が使っていた機甲兵――――――シュピーゲルに気づいたアンゼリカは目を丸くした後苦笑し、セリーヌは目を細めてアンゼリカが使っていたシュピーゲルまである理由を推測した。
「ここにある機甲兵はアンゼリカお姉さんが使っていたシュピーゲルを除けば全てメンフィルによって開発された新型の機甲兵よ。」
「なっ!?という事は既にメンフィル――――――いえ、メンフィル・クロスベル連合も”機甲兵”を…………!」
「それどころか、下手をすれば線路がなくても移動できたり、戦艦に搭載して空から砲撃できる”列車砲”とかも開発して実戦運用していそうだねぇ。」
レンの説明を聞いたミュラー少佐は驚き、オリヴァルト皇子は疲れた表情で溜息を吐いた。
「…………レン皇女殿下。何故リィン達の件で、彼らに貴国が作り上げた最新の兵器である機甲兵を?」
「クスクス、その方がリィンお兄さん達を説得しやすいと思ったからよ♪―――――リィンお兄さん達には”騎神”が二体、”神機”が一体に対してZ組は”C”が戻らなかった場合”騎神”どころか、機甲兵一体すらも所持していなかった上”C”が戻ってきたとしても”騎神”一体だけではどう考えてもリィンお兄さん達には対抗できないから、せめてもの”悪あがき”の手段く
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