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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第59話
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ンフォルトグループ”のデータベースは導力端末に明るい母様直轄の”第四開発部”の人達がハッカー対策をしているはずですよ!?」
事情を察したクロチルダの推測を聞いたアリサは血相を変えて反論したが
「クスクス、以前私用でクロスベルに滞在していた時の”暇潰し”に色々な所を見て回ったのが懐かしいわね〜――――――例えばエプスタイン財団から出向しているスタッフによるハッカー対策もしてあるIBCの導力端末システムや、レンには劣るけどIBCの導力端末システムを”ハッキング”できるくらいの腕前はあるハッカーのソバカス君の端末とかね♪ちなみに仔猫(キティ)はレンのハッカーとしてのハンドルネームよ♪」
小悪魔な笑みを浮かべて答えたレンの答えにその場にいる多くの者達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。

「魔術に加えて最新の導力端末の知識や技術にも明るいとか冗談抜きでアンタは一体どれだけの引き出しがあるのよ…………」
「それとその小娘の事じゃから、その”はっきんぐ”とやらも何らかの悪巧みに利用していそうじゃの。」
我に返ったセリーヌは疲れた表情で呟き、ローゼリアは呆れた表情で呟いた。
「…………もしかして”ユミル襲撃”の件でメンフィルはエレボニアと戦争する事を想定していたから、その事に気づいていた君が内戦の混乱のどさくさに紛れて”ラインフォルトグループ”にハッキングをしたのかい?」
「大正解♪ちなみに”ラインフォルトグループ”から得た情報は”ARCUS”だけじゃないわよ?―――勿論”機甲兵”や”列車砲”の情報も得たわよ♪」
「き、”機甲兵”や”列車砲”の情報まで……!」
「という事はいずれ――――――いや、もしかしたら既にメンフィル帝国軍もそうだが、クロスベル帝国軍も”機甲兵”や”列車砲”を所持しているかもしれんな…………」
「ううっ、”ラインフォルトグループ”の情報は一体どれだけ流出したのよ……?」
複雑そうな表情で問いかけたオリヴァルト皇子の推測に肯定したレンの話を聞いたエリオットは驚き、ミュラー少佐は重々しい様子を纏って呟き、アリサは疲れた表情で頭を抱え込んだ。

「ま、そういう訳だからその”ENIGMA(エニグマ)R(リメイク)”は豊富な数のアーツを習得できる”ENIGMA(エニグマ)”の利点と、戦術リンクというARCUS(アークス)”の利点の両方を搭載した戦術オーブメントだから、Z組のみんなやオリビエお兄さん達の戦力アップになるわよ♪」
「ARCUS(アークス)の利点である戦術リンクについては理解できるのですが、その”ENIGMA(エニグマ)”の利点である”豊富な数のアーツを習得できる”とは一体どういう意味なのでしょうか?」
「…………それは”ENIGMA(エニグマ)”を含めた従来の戦術オーブメントは”属性値”でアーツが使えるからよ。
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