暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第59話
[1/7]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
〜隠れ里エリン・ロゼのアトリエ〜


「これは………戦術オーブメントか。」
「その……戦術オーブメントでしたら、私達は”ARCUS”を持っていますから、わざわざ支給して頂く必要はないのですが……」
自分達の前に着地した戦術オーブメントをガイウスが静かな表情で見つめている中エマは戸惑いの表情で意見をした。
「うふふ、その戦術オーブメントの正式名称は”ENIGMA(エニグマ)R(リメイク)”だから、みんなが普段使っている”ARCUS(アークス)”じゃないわよ?」
「な――――”ENIGMA(エニグマ)”……それも”ENIGMA(エニグマ)R(リメイク)”ですって!?」
「確かエプスタイン財団が開発した最新の戦術オーブメントは”ENIGMA(エニグマ)U”だと聞いていますが……」
レンの答えを聞いたサラは驚きの声を上げ、トマスは困惑の表情を浮かべた。

「その”ENIGMA・R”はレンとティータ達との共同開発だから、正確に言えばメンフィルとリベールが共同で開発した戦術オーブメントよ♪」
「ええっ!?メンフィルとリベールが共同開発した戦術オーブメント!?」
「ちなみにティータ君はレン君と親友の関係で、レン君とはタイプは違うが健気で可愛い女の子でね…………そうだね…………この中で例えるとすれば、雰囲気に関してはトワ君に似ていて”お兄ちゃん、お姉ちゃん呼びする妹キャラとしてピッタリ”の女の子さ♪」
「いい加減口を慎め、このお調子者が…………ッ!」
「なん…………だと…………!?――――――殿下、是非そのティータ君とやらを私に紹介し、そのティータ君に私を”アンゼリカお姉ちゃん”と呼ぶようにお願いしてください!!」
「アンちゃん…………」
「いや、そいつにとってお前だけは絶対に会わせたらダメな相手だろ…………」
レンの説明に続くように笑顔で答えたオリヴァルト皇子の答えにその場にいる多くの者達が脱力している中ミュラー少佐は顔に青筋を立ててオリヴァルト皇子を睨み、一瞬ショックを受けた後真剣な表情でオリヴァルト皇子に要求するアンゼリカの様子にその場にいる多くの者達が再び冷や汗をかいて脱力している中トワは疲れた表情で肩を落とし、クロウは呆れた表情で指摘した。

「フフ…………――――――ティータ・ラッセル。若干12歳の幼さでリベールで起こったクーデターでは遊撃士協会に協力してリシャール元大佐が率いていた”情報部”とやり合った上、”リベールの異変”では”剣聖”の娘や放蕩皇子達と浮遊都市(リベル=アーク)に乗り込んで”教授”達――――――当時の結社の”実験”と”計画”の為に浮遊都市(リベル=アーク)に乗り込んでいた”蛇の使徒”や”執行者”、それに結社の強化猟兵達ともやり合ったリベール組では最年少の戦闘メンバーでもあったそうよ。」
「ええ
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ