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Dies irae~Apocalypsis serpens~(旧:影は黄金の腹心で水銀の親友)
閑話 アウグストゥスの日記
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撃たれたらしい。どこかに万年筆を落としてしまったので自分の血で書いている。我ながら最後まで何をやっているのか。この場合は遺書になるのだろうか。そう言えば後で知った話なのだがあの万年筆はかなり高かったものらしい。今更ながらにますます落としたのが悔やまれる。というかこういうときに限って書きたいことというのはパッと思いつくものらしい。まあ、幸い撃たれていて動けないでいるが時間だけはあるので書いていくことにする。……(この先は取り留めの無い内容が続く)……
しかし、書きたいことを書き連ねると今まで書いてきた一割ぐらいはあった。この数年が薄っぺらいモノだったのかこの日が特に濃かったか…なあ、ナウヨックス少佐。もしこれを読んでて次の機会があったらまたアンタに仕えていたいって思うよ。だから―――――――(焼けている為か元々書かれていないのかこの先は不明である)――――――

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