暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
オーディナル・スケール編
第271話 ちゃんと鍛えないと!
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う倒されちゃってる筈でしょ?」
「あ、そっか……、で、でも VRとARを合わせて、ボクたちも参加できる様になったんだからさ。……あの世界でキリトやリュウキ達も戦ったんでしょ? もう全然違うのは判ってる。でも、少しでもボクは感じてみたいし、一緒に戦いたいんだ」


 ユウキの熱意は伝わる。当然、その気持ちはユウキだけでなくリーファやシノンだって持っている。あの世界で共に戦いを経験していないメンバーは大小なりと。

「うぅ〜ん、ユウキの気持ちは判るんだけど、さっきも言ったようにギリギリまで情報でないからねぇ。足の無い私達には難しいんだよ、これが」

 リズの言葉に ぴくんっっ と反応するのはアスナとレイナ。

「「ふぅ〜ん」」

 にこっ、と笑いながらキリトを2人で見た。
 流石は双子と見紛う程似てると称される姉妹。その振り向くタイミングや笑顔のシンクロ率はヤバいの一言だ。

「移動手段があれば、良いって事かぁ〜」
「だね〜 、おねえちゃん〜。だいじょーぶだよね〜」

 この場で交通の移動手段持ちなのはリュウキとキリトの単車。
 リュウキは全然問題ない、と構えている様だが、キリトはそうはいかない。

 先ほど誤魔化したのだけれど、まだまだ身体が付いていかないのは言うまでもないことで、いきなり、因縁のBOSS戦を一緒にして、散々な目にあった日には、……精神的ダメージが非常にきついからだ。伸ばした手が陽炎だった……なんて、洒落にもならない。

 後ずさるキリトだったが、ここで追い打ちをかけるのは この場のメンバーではなく、いないメンバーの筈のクラインだった。


『羨ましすぎるんだよ、こんちくしょーーー!!』


 と空から見てる? かの様な見事なタイミングで、キリトとリュウキに『OSのBOSS戦やろうぜー!』 と、メッセージが。


 キリト以外の全員(リュウキは除外)の意見と行動が一致。

 ぽんっ、とキリトの肩を叩いて皆が笑顔。


「キリト〜〜」
「キリトさ〜〜ん」
「「キリトく〜〜ん」」
「がんばろーー」
「ご一緒させてください」


 皆それ以上言ってないんだけど、その顔には、これを機に、運動しましょうね? と大きく言われてる気がした。

「パパ、私がパパ訓練プログラム、しっかりと作成しますっ」

 更にいらん世話をやいてくれる出来過ぎな娘の笑顔。

 ……ここまで言われちゃ、やらない訳にはいかないだろう? と無言なリュウキ。

 八方ふさがりである。……が、キリトも男だ。

「わ、わかったよ。行くから」

 しっかりと腹はくくった様子だった。

 それに、アインクラッドのBOSSモンスターが出現ともなれば、例えオーディナルスケールとは言え
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